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ラブライブ! コネクション!!
Track 3 STOMP:DASH!!
活動日誌12 たからものず! 2 『ファーストライブ』
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開催しまーす」

 私が諦めずにチラシを配り始めると――亜里沙と涼風も、私に負けないくらいに声を出して周りを歩く生徒達にチラシを配り始めていた。
 私は、そんな2人の声に背中を押されながらチラシを配る――きっと亜里沙と涼風も、自分以外の2人の声に背中を押されていたのだと思う。
 姿は見えなくても、すぐ近くで頑張る声が聞こえる――私達はそんな見えない力(頑張る力)に支えられて、登校の波が落ち着くまでチラシを配り続けるのだった。

♪♪♪

 それから数日経って――今日はいよいよライブ当日だ!
 前日まで、みっちり練習も頑張ってきた。チラシ配りだって毎日頑張った。
 まぁ、成果(せいか)は良好とは言えないかも知れないけれど――自分達のできることは精一杯やってきたつもり。だから、大丈夫。
 
 昨日は帰りに3人で神社にお参りをしてきた――そう、お姉ちゃん達がしていたように、ライブの成功を祈願(きがん)してきたんだよ。
 お参りを済ませた私達は、自然と絵馬の掛けられている場所へと足を運ぶ。
 目の前にかけられている、沢山の絵馬。
 もちろん、お姉ちゃん達への願いが込められている絵馬ではあるけれど――それは私達も絵馬を書いてくれた人達と同じ立場だから。
 とても身近な存在なのかも知れないけれど、私達の目指すお姉ちゃん達は、遥か遠く。そう、ファンの人達と同じように遠くに感じていた。
 そんなお姉ちゃん達へと()せた想いを明日、私達は実現(具現化)する――近づく為に羽を広げるんだ。
 だけど、今でも不安でいっぱいだよ――だから、応援してね? 力を貸して? 
 そんな願いと――絶対、ライブ頑張るからね?
 そんな決意表明(けついひょうめい)の気持ちを絵馬へと送っていたのだった。
 絵馬に気持ちを送った後、私達は誰からともなく円陣(えんじん)を組んだ。
 だけど誰も口にしない――ただ、円陣を組むだけ。
 でも、肩に乗っかった2人の腕が小刻みに震えながら、ギュッと私の肩に(あつ)をかける。きっと私も同じなんだろう。
 3人は無言で円陣を組みながら、結束を固めていたのだった。

♪♪♪

 今は新入生歓迎会の最中――私は亜里沙と涼風の横に座り、ステージ上の部活説明会を眺めていた。
 この歓迎会が終わると、あのステージに立つんだな――そんなことを、ただ漠然と考えながら眺めていた。
 とは言え、漠然と考えているからと言って余裕がある訳じゃない。もちろん、緊張と不安に押し(つぶ)されそうになっているんだけど?
 それでも、自分達の足で踏み出さないとダメなんだ――その為に頑張ってきたんだから、()いが残ることだけはしたくない。
 そんな風に自分の気持ちに言い聞かせる。
 だけど言い聞かせる言
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