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活動日誌12 たからものず! 1 『ファーストライブ』
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、私達も応援してくれる人達を大切に思うから――自分達の作るチラシを思い出にしてほしいから作り続けていきたいと願っていた。
 まぁ、まだ当分は作らないと人が集まらないから作るんだけどね?
 私達は全員が解散した後、部室に残って3人でチラシを作り始めるのだった。 

♪♪♪ 

「それじゃあ、今日の話は以上だね? お疲れ様でした」

 話し合いが一通り終わると、花陽さんの言葉により、早々(そうそう)に今日の部活は終了となった。だけど終了後の余韻(よいん)(ひた)ることなくお姉ちゃん達と花陽さん達は立ち上がる。
 お姉ちゃん達はその後、生徒会室に戻って新入生歓迎会に関しての詰め作業。
 花陽さん達はライブに向けての打ち合わせ。
 私達はチラシ作りと、それぞれに予定があったから。
  
「それじゃあ、お疲れ様ー」
「お疲れ様です」
「お疲れ様ぁ」

 お姉ちゃん達はそれだけ告げると、笑顔で手を振って部室を出ていった。

「うん、お疲れ様」
「お疲れ様ニャ」
「お疲れ様」
「「「お疲れ様でした!」」」

 花陽さん達もお姉ちゃん達にそれだけを告げて笑顔で手を振るだけ。
 私達も花陽さん達に倣い、声をかける。特にそれ以上の言葉は交わされなかった。
 それぞれにやるべきことがあるから長居(ながい)はしなかったのだろう。
 花陽さん達は扉が閉まるのを確認すると、振り返り私達を見ながら――

「それじゃあ、私達は教室の方で打ち合わせをして……そのまま帰るから、部室はお願いね?」
「はい! わかりました」
「よろしくね? お疲れ様」
「お疲れニャ!」
「「「お疲れ様でした!」」」

 代表して真姫さんが私達にお願いをして、扉の方へと歩いていった。
 私が了解すると、花陽さんと凛さんも私達に声をかけながら扉の方へと歩いていく。私達は声をかけながら3人を見送るのだった。
 きっと花陽さん達は、私達がチラシ作りに集中出来るように、教室で打ち合わせをしてくれたんだろう。私は見送りながら、心の中で3人の気遣(きづか)いに感謝していた。
 そして同時に、花陽さん達の行動を見習っていきたいと感じていた。
 それは、気遣いだけ(・・)の話ではなくて――スクールアイドルとしてのお姉ちゃん達との関係は対等(・・)かも知れないし、アイドル研究部としての立場は花陽さん達の方が()かも知れない。
 だけど、その他の部分ではお姉ちゃん達は最上級生(・・・・)なのだ。
 打ち合わせが終わった今――その関係は学院としての上下関係に切り替わる。
 自分達も、そのまま退出するからと言って、お姉ちゃん達と一緒に出ようとはしなかった。
 そう、一緒に出るのではなく、最上級生をきちんと見送って、そして後輩へお
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