あ、それはご家族の方に許可を頂きました by.花陽 【yukky】
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ちゃんと喧嘩しても。私は絶対にパンを手離さない。パンは私の生命なんだよ!」
「…」
「花陽ちゃんは…なんで白米が好きなの?」
「私は…汗水を垂らして頑張った稲を回収し食べた時喜びを知ってるから」
「!!」
「穂乃果ちゃんなら分かるでしょ?自分の作ったお饅頭をお客に食べてもらう。商売として当たり前だけどその初心を忘れちゃいけないと思う…」
穂乃果は再び俯いた。花陽に痛いところをつかれたからではない。自分が生産者としての心を忘れたからだ。
「そっか…そうだよね…」
「うん、だから私は白米が好き!」
「私、頑張って朝に白米を食べるよ」
「穂乃果ちゃん!」
「だけどっ!」
「…?」
「花陽ちゃんも朝にパンを食べてね!」
「…うん!」
こうして朝の戦争はお互いの意見の食い違いで終わったのである。
話し合いは重要やね!
しかし
「穂乃果?和菓子屋の娘があんな事を言わないようにね…?」
「はぁーい、こめんなさーい」
「謝る時はしっかり謝りなさい!小泉さんの前で何を言わせるの!」
「はい…ごめんなさい!」
「二度目はないわよ?」
不敵な笑みを見せお母さんはさっていった。
「花陽ちゃん!この…コシヒカリ?って美味しいの?」
「何を言ってるのですか!コシヒカリはとんでもなく美味しい……」
またアイドル研究部がうるさくなりそうだ。
「ねぇねぇ、希ちゃん」
「ん?なぁに?穂乃果ちゃん」
「希ちゃんは朝ごはんは何を食べてるの?」
「うち?うちはね…
焼肉…かな♪」
「「焼…肉…」」
また戦争がはじまりそうだ。
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