あ、それはご家族の方に許可を頂きました by.花陽 【yukky】
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
唐突に聞くくのは少しためらったが…ここは聞くしかないよ!うん!
「あっ…えっとね…」
口ごもる花陽ちゃん。ここはしっかり話してくれるまで待とう。
「あのね、穂乃果ちゃん…昨日のこと、覚えてる?」
昨日のこと…?もしかして朝ごはんの喧嘩のことかな?
「朝ごはんのこと?でもあの件はもうおわ「終わってないです!」あっ…うん」
「本当は朝の寝起きドッキリをやろうとしたんだけど…」
「ちょっと待って」
花陽ちゃん寝起きドッキリをやろうと思っていたの!?恐ろしいよ!?私はどうすればいいの…。
「なんとなく状況はわかってきたよ…どうやって家に忍び込んだの?ていうか雪穂は驚いてなかったんだけど!」
「あ、それはご家族の方に許可を頂きました」
「お母さん!何で私に黙ってたの!?」
「それは寝起きドッキリをやりたいと朝ごはんを食べたいと言ったからです!」
「その返答もおかしいんだけど…」
前者はわかる…ん?でも後者は黙る理由になってないよね?
「さ!朝ごはん食べに行こう!」
「なんで花陽ちゃんが仕切っているんだろう…」
ああもう!なるようになれー!
”いただきまーす!”
「美味しい!」
「うふふ、嬉しいわ。小泉さんのために腕によりをかけて作ったの。いっぱい食べてね!」
「ありがとうございます!」
「むぅ…」
「穂乃果!ちゃんと食べなさい」
「わかってるよ!」
わかってるんだけど…
「白米美味しい〜!」
…やっぱりパンの方が良いよ。
「穂乃果ちゃん?どうしたの?」
「お姉ちゃん…熱?」
「っ!なんでもないよ!」
うん…なんでもないよ…。
「穂乃果ちゃん?どうしたの?」
「っれなんでもないよ!」
なんでもないよと言っているが浮かない顔をしている穂乃果。
「…パンの方がいいの?」
「え?」
「そうだよね…穂乃果ちゃんに朝白米の良さがわかって欲しかったけど…無理矢理はダメだよね…」
「そんなことないよ!」
「…え?」
「そんなことない、白米もパンも美味しいよ…だけど…」
「だけど…?」
「あの歯ごたえがいいの!」
「穂乃果ちゃん…」
花陽はあることを思いついたのか目を大きく見開いた。
「…もう一回それぞれの良さについて語り合わない?」
思いもよらぬ提案に穂乃果は思わず顔をあげた。
「…それぞれの良さ?」
「うん。穂乃果ちゃんはなんでパンが好きなの?」
「なんで好きか…」
穂乃果はもう一度俯き
「私がパンを好きになったのはね…
"この家"のせいなんだよ」
「…」
「笑っちゃうよね?家のせいでパンが好きになるって。本当私でもおかしいなと思うよ。
だけどね…私はどんな理由でもパンを愛し続けるって決めたんだよ!例え白米派の花陽
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ