371部分:第五十一話 黒い炎その一
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なりかねません」
「だが御前達もわかっていた筈だ」
シオンはその悔しがるような言葉を出した三人にも言葉をかけた。
「あの場所では彼等は決して倒せはしないということはな」
「残念ですけれどね」
「確かに」
「その通りです」
そして三人もまた。教皇である彼の言葉に頷くのだった。だがここでは彼が教皇だからその言葉に頷いたのではなかった。事実に対して頷いたのである。
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