Track 2 受け取るキモチ 繋げるミライ
活動日誌11 きっと・セイシュンが きこえる! 2
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
LL と私達 Dream Tree と言う、2つのユニットが音ノ木坂学院に誕生した。
まだ誰も知らない2つのユニット。だけど数日もしない内にライブが開催されるんだ。
この、真姫さん達が考えてくれて、託してくれた Dream Tree と言うユニット名――
私は今日から Dream Tree の高坂 雪穂なんだ。
それは、もう私達が無名の少女ではないってこと。
だけどその名に恥じないくらい、自分達で頑張らないと、いつまでも無名なのと同じなんだ。
そして託された想いがある以上、簡単に諦めたり挫けたりは出来ない。
この名前には大事な使命があるのだから。
私は、その意味を深く受け止めながら全員の顔を眺めていたのだった。
♪♪♪
私はお姉ちゃん達を素直に追いかけてきた。もちろん、亜里沙と涼風も同じだと思う。
ただ身近な存在にいたからとかじゃなくて、全てを知って、楽しさだけじゃない苦しさも知った上で――勇気を持って追いかけてきたんだ。
いつかお姉ちゃん達と同じステージに立ちたい――そんな私達の小さな願いが明日を作ったんだと思う。
不安は沢山あるけれど、できるかもって思える。
だって、亜里沙も涼風も――そして、お姉ちゃん達も望んでいるなら!
だから、誰よりも頑張っちゃえ!
とにかく、心に芽生えている情熱のままに!
私達が目指すのは、お姉ちゃん達の立つステージへと繋がる――綺麗な、暖かい風が吹く道。
私達には今と言う羽が与えられた。お姉ちゃん達に近づける為の希望の羽。
だからその羽を広げる様に腕を上げて。お姉ちゃん達が待つ、お姉ちゃん達が見てきた――輝かしくて、まぶしい未来へと飛ぶんだ!
飛び出せば、飛び続けていれば――きっと、いつか私達の心には青春が聞こえるだろう。
その瞬間に聞こえるだろう――今しか感じられない、今だけの大切な想いを奏でる光景を。私達が笑顔でいれば、いつだって聞こえてくるから大丈夫!
きっと、いつか私達の心には青春が聞こえるだろう。
その瞬間を私達も見てみたい――となりには亜里沙と涼風がいて、そんな嬉しい景色を見たい。
きっと、私だけで見るものでもないし、お姉ちゃん達でもない――私達は Dream Tree と言うスクールアイドルなんだ。
だから、となりには亜里沙と涼風がいて、3人で素敵な景色を見ていたいんだ!
それが私の青春なのだから。
♪♪♪
こうして、私達のファーストライブとユニット名が決まった。
まだまだやることは山積み状態だし、不安が大きくなるだけだ。
そもそもファーストライブは学院で開催されるんだけど、私達の目標はラブライブ! なのだ。
ラブライブ! を目指す以上、今以上の努
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ