Track 2 受け取るキモチ 繋げるミライ
活動日誌10 ぼくらは・いまのなかで! 2
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くんだよ――きっと1人だったら、こんな気持ちになっていないかも知れない。
亜里沙と涼風が集まってくれたから強い自分になっていくんだね?
きっとね? これから変わり続けて動き出すんだよね?
私と亜里沙と涼風。それぞれが同じ目標、同じ場所――同じ好きなことで頑張れるから、これから迎えるライブのステージ。
新しい場所が、それまでの私達のゴールだね?
そして、それぞれが好きなことを信じていれば――いつまでも、ときめきを抱いて進められるんだ!
だから、ファーストライブだからって怖がる癖は捨てちゃえ!
とびきりの笑顔を見せれば良いんだ!
そしてファーストライブだからって萎縮する必要もないんだ!
跳んで跳んで誰よりも高く跳んでみれば良かったんだ!
だって、私達は今の――この音ノ木坂学院アイドル研究部、スクールアイドル。
お姉ちゃん達のいるこの空間の中にいるのだから。
♪♪♪
精一杯楽しんで、精一杯輝いて――精一杯自分達らしいスクールアイドルを披露すれば良かったんだ。
きっと出来る、自分達らしいライブ。
完敗からのスタートでもかまわない!
自分達らしいライブを精一杯披露するんだ!
やっとライブが出来ることになっただけなのに――私達にはお姉ちゃん達の今の中に入れた気分でいたのだろう。
隣を見て、亜里沙と涼風も私と同じように希望に満ちた表情を浮かべていたから――同じ気持ちでいてくれているのだろうと思えた。
まだライブは終わってはいない。それでも、私達にはお姉ちゃん達と同じステージに立つ権利が、正式な形で芽生えたのだ。
いつかは同じステージに立てるようになりたい!
その憧れは今でもあるんだけど――でも、権利が芽生えたことにより今までのように、ただ見守るだけの存在ではなくなったのだ。
さっきまでの私達は、アイドル研究部の一員としてお姉ちゃん達の話し合いに参加していたのだけど、今は同じスクールアイドルの仲間として――
音ノ木坂学院を、スクールアイドルの素晴らしさを、みんなに伝える仲間として話し合いに参加をするんだ。
私は心の中でアノ曲を口ずさみながら、この今の中にいられる喜びを深く刻み、今の中にいることの意味を深く受け止めていた。
そんな気持ちで真剣な表情を浮かべながら、私達は花陽さんの次の話を待っていたのだった。
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