Track 2 受け取るキモチ 繋げるミライ
活動日誌10 ぼくらは・いまのなかで! 1
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なんで自分の意見を言わないのよっ!」
「えっ? ……い、いや、凛は……2人の意見に……賛同したから……」
「……ふーっ。まぁ、良いけど?」
花陽さんが優しく声をかけてくれていた。そんな花陽さんの意見に賛同する凛さん。
続けて、真姫さんも優しく声をかけてくれていた。そんな真姫さんの意見に賛同する凛さん?
そんな凛さんを横目に難しい顔をしながら見ていた真姫さんは、突然凛さんの麺断ち宣言をする。
真姫さんの意見に賛同しようとして、既のところで思いとどまった凛さんは否定をすると――言わせようとした真姫さんに食ってかかっていた。
ところが真姫さんは正論を投げかける。
正論を投げかけられた凛さんは、いとも簡単に萎縮して、弱気な声で反論していた。そんな凛さんを見て、一呼吸をついて苦笑いを浮かべながら、話を止める真姫さんなのだった。
私達は花陽さん達を見つめながら微笑みを浮かべていた。そして、3人で顔を見合わせ、無言で笑顔を交わすと――
「「「……私達もライブがやりたいです!」」」
声を合わせて答えるのだった。
そんな私達を優しく見つめているお姉ちゃん達。そして――
「……あっ、でも……そのライブって、時間をずらせますか?」
「……えっ!?」
私はお姉ちゃん達にライブの時間をずらせるのかを聞いてみたのだった。
当然、お姉ちゃん達と、亜里沙と涼風は驚いて私の顔を見つめた。
「……ずらすって、具体的には?」
「私達のライブを歓迎会直後に……お姉ちゃん達のライブを私達のライブの30分後とかって無理ですか?」
私の時間をずらせるのかと言う問いに、ことりさんが具体案を聞いてくる。
だから私は具体的に、私達のライブとお姉ちゃん達のライブの間隔を30分ほど空けてほしいと答える。
まぁ、私達のライブと言っても1曲披露する程度で終わる――いや、それ以上は体力的に無理だしね?
それから30分後にライブを開始しても、お姉ちゃん達だって数曲のライブだろうし? 放課後とは言え、時間的に大丈夫だろうって考えていた。
「えっ! ――っでも、それじゃ――ぁっ!? …………」
「……それで……良いのですか?」
「はい! …………」
「「…………」」
「……お願いします!」
「……わかりました。それでは、決定ですね?」
「「「「「…………」」」」」
私の具体案を聞いたお姉ちゃんは、私の言ったことの意味に気づいて心配そうな――だけど驚きの表情で椅子から立ち上がりながら、前のめりになって声をかけようとしていた。
だけど言い切る前に海未さんの――瞳を固く閉じた難しい顔で繰り出され
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