第17話 暗黒に戻りし天使
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るの。なので今日は貴女たちにはもう用はないわ。」
ネオ・アルゼナルの各機体は、時空移動能力を使ってミスルギ皇国に戻っていった。
サラマンディーネ「ヴィルキスがアンジェラの手に渡るとは…。これは一大事です!宮に戻って、緊急会議を開きましょう!全軍、我に続け!」
4体の龍神器は、アウラタウンに向かって飛んで行った。
そして皇室に、こんな果たし状が届いた。
"こちらはネオ・アルゼナル。ダイヤモンドローズ騎士団の諸君よ、今日の夕方にて、下の地図の×印の地点であるミスルギ皇国海上にて決闘を行う。どちらのラグナメイルが強いか、調べさせてほしい。"
夕方になり、アンジュリーゼ達ダイヤモンドローズ騎士団は、ミスルギ宮の格納庫に行く。
しかしヴィルキスが無い。
アンジュリーゼ「ヴィルキスが何故…?」
エルシャ「きっとネオ・アルゼナルが奪っていったんだわ。」
サリア「アンジュ、私が隊長なの。私がヴィルキスを取り戻してあげるから、ありがたく思いなさい。」
クリス「めんどくさ…。」
仕方なく、クレオパトラ、レイジア、テオドーラの3つの機体が飛び立っていった。
3つの機体は、約束の場所にたどり着く。
3つの機体は、ヴィクトリア、エイレーネの2つのラグナメイルと対峙する。
ヴィクトリアのパイロットであるターニャは、コックピットから顔を出し、こう言う。
ターニャ「ヴィルキス無しで来たな。」
サリア「ヴィルキスは何処にあるの、奪っているなら今すぐ返しなさい!」
ターニャ「いいだろう、出でよ、ビルキス!」
ビルキスが、サリアの機体であるクレオパトラの前に現れた。
アンジェラは、ビルキスのコックピットから顔を出して、サリア、エルシャ、クリスにこう言う。
アンジェラ「久しぶりだな、元第一中隊隊員の諸君。ヴィルキスとはこのラグナメイルのことか。」
サリア「アンジェラ…。一体どうしたの!?」
アンジェラ「エンブリヲは私を生まれ変わらせてくれた…。いじめられっ子だったあの時の私と今の私を一緒にしないでちょうだい…。ではいくわよ!」
ビルキスが、クレオパトラの前に向かって突進する。
サリア「アンジェラ…。私の話を…!」
ビルキスは、クレオパトラに接近し、その機体目がけて剣を振る。
クレオパトラは、すぐさまその剣を自分の剣で受け止める。
サリア「一体何を考えているの?アンジュからヴィルキスを奪うなんて。」
アンジェラ「ヴィルキスを奪ったのはアンジュリーゼではない。エンブリヲだ。」
サリア「え…!?」
アンジェラ「エンブリヲは、私の望みであったラグナメイルを与えてくれた…。非を犯してでも願いを叶えてくれるエンブリヲを、貴女は非難するというの!?」
サリア「そんな話信じないわ!偽のヴィルキスに負けないのだから!」
クレオパトラは
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