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神剣の刀鍛冶
EPISODE03勇者U
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凱とセシリーの驚愕が同調する。だが、二人は似て異なる意味で驚いていた。
剣の正体を、自分の世界の常識で知っていた凱だが、それをルーク自身が鍛錬した事で驚き――
セシリーは業物と製作者の両面で驚いていた。

「私達は7番街のはずれで鍛冶屋と営む工房「リーザ」といいます。またウチに来てくださいね。ガイさん!」

「ああ、また会おうぜ。リサ」

踵を返すリサとルークを見送り、二人はしばしの間立ち尽くしていた。

「少し前かな、二人に会った事があってさ……ってセシリー?」

当のセシリーは相槌も打たず、凱の言葉に反応を示さない。それどころかたった一つの望みを願っていた。
固唾を飲み、それはセシリーの全感情を一つに絞り込んでいた。

――欲しい――

――あの剣が欲しい!――
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