初動編
MTM:初動編 第5話「我団(チーム)」Bパート
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んだ?サボった?・・・ば、馬鹿野郎。何言ってんだ。竜二、今日は、金曜日は忙しいはずだろ。大丈夫なのかよ」
「大丈夫、大丈夫。いつもバイトしてたからさぁ、店長にたまに休めって言われてたからさ」
「な、・・・賢太、お前は塾はどうした。来週テストがあるんじゃなかったのか?」
「あるよ。けど大丈夫だよ。テスト範囲の内容は大体頭に入ってるから。それにたまには息抜きも必要でしょ」
と二人は天桐に答える。その答えを聞いて天桐は、
「な、何がどうなってんだよ。・・・とにかく、理由はなんとなく分かった。けど1つ分からないことがある」
と疑問に思うことを伝える
「うん?何かな」
城ノ崎が言う。
「どうしてここに来たんだ。お前らの家もバイトや塾がある方角とここは逆のはずなのに、どうしてここに?ただ二人で遊びに来たのか?」
と天桐は二人に問うと
「いや、ただ俺らはお前に会いに来たんだよ」
と今度は矢元が答えた。
「俺に?って、じゃあどうやって、俺がどうしてここに居るのが分かったんだ。俺は誰にも伝えていないぞ。ここに来ることなんか。もしかして、・・・矢元か」
「いや、俺じゃねー。てか落ち着けよ士良」
となんとなく焦っている天桐は加埜に聞いた。
「あぁ、そうだな」
と天桐は一旦落ち着こうとしたが、
「ところで士良は、加埜先輩と何してるのここで?」
城ノ崎が突然、質問をしてきた。
「え?いやその」
(やべーぞ、もしバレたら不味い)
と不安に思いながら適当に作り話を考えた。
「あぁ、実は加埜と久しぶりに公園で遊ぼうと思ったんだよ。あと、この前紹介した早間という奴と3人でさぁ、なぁ。」
と加埜に目で合わせろと言って
「あ、あぁそうなんだ」
と加埜も話を合わせた。
「そうか」
と城ノ崎が納得したと思いきや
「ねぇ、士良」
「うん?」
「いい加減、秘密にしておくのは辞めにしない?」
と突然、怖い声で言ってきた。
「!?」
それに一瞬、驚いた天桐に矢元も
「そうだぞ士良。もういい加減にしとけ」
と同じく言ってきた。
「な、何をだよ。一体何ことを」
と天桐は白を切ろうとしたら
「もう知ってるんだぞ。お前が戦車の試合に出ることとか」
「メン・タンク・マッチだっけ?面白そうじゃん」
と二人が、なぜか秘密にしていたはずの内容を、その中のことを喋った。
天桐は、そのことに驚いて
「なぜ、それを・・・ハッ」
側にいる加埜の方を振り向く。
だが、加埜は顔を横に振って否定した。加埜の顔を見るに嘘ではないのは分かった。
(じゃあ、どうやって)
天桐がそう考えていると
「自分です」
と誰かが答えた。振り返ってその人物を見た天桐は
「・・・早間、お前」
と後ろに居た早間にそう言った。
「自分がお二人に言いました。全部
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