初動編
MTM:初動編 第5話「我団(チーム)」Bパート
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つるむようになったのさ」
「はぁ、それは加埜も同じなんですか?」
「え?いやいや、俺の場合はちげー。寧ろ、出会い方が最悪だったさ」
「さ、最悪?どんな風に」
と早間は聞くと加埜が
「あいつの顔面と腹に4,5発ぶち込んでやった代わりに、顔面に飛び膝蹴りをくらわされた」
そう平然と答えた。
「う、うわぁーーー」
と早間は痛そうな顔をした。
「まぁ、とにかくだ」
加埜は残りの自分のコーラを飲み干したペットボトルを片手で投げ、ゴミ箱へと見事にシュートした。
「ナイシュー」
と言って再び話し始めた。
「あの二人は、天桐のことを本当の友人だと思ってるのさ。まぁ、あんな事がありゃ、そうなるか」
「そのあんな事とは一体どんな出来事だったんですか?」
と早間はどうしても気になり聞いてみたが
「悪いが、その事は俺の口からより本人から聞いてくれ。俺から言うよりもっとよく分かるからな」
「は、はぁ」
だが加埜は、話てはくれなかった。
「だからこそ、あいつらがいいだがな。信頼出来る仲間、あの二人以外にいねーよ」
と最後に言った。
「そうですか。・・・話してくれてありがとうございます」
と礼を言うと
「どういたしまして」
と答えると、突然誰かが階段を上がってくるのが分かった。
そして、その人物は
「悪い待たせた」
と少し汗をかいて慌てて来た。
「おせーぞ士良」
「わりーまじで」
と言って席に座った。
「何かくれ、冷たいの」
と加埜に冷たいドリンクを要求した。
「はいはい」
と加埜が冷蔵庫からコーラを出した。それを見た天桐は
「あ、俺炭酸苦手だから他のにして」
と文句を言ったら加埜は
「人の家でご馳走になだから文句言ってんじゃねーよ」
と言いながらも別のジュースのペットボトルに変えて渡した。
と受け取ったペットボトルを開けてゴクゴク飲む。
「プハー、生き返った」
天桐の様子を横から見ている早間に天桐は顔を見て
「どうした?」
と聞いた。
「いえ、何にでもありません」
と早間はそう答えた。
そして、三人が揃ったことで話し合いを始めた。
だが、早間だけは何か考え事をしていた。
5月21日
夕方の学校
「さてと、誰もいねーな。よし、戸締まりOKと」
天桐は教室で誰も居ないのを確認してから窓の鍵を確認し、教室の鍵を締めた。
今日は天桐が日直になった為、最後まで残って教室の戸締まりを行うことになった。
(さて、あとは教室に鍵を)
ヴヴヴヴ
と突然、ポケットから振動と音がし始めた。
携帯のマナーモードがついたのだ。
「ん?なんだ電話か」
天桐がポケットから取り出して電話の画面を見た。
「あれ、早間だ。どうしたんだあいつ」
電話の相手が早間だと分かると
ピッ
すぐに出てみ
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