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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第5話「我団(チーム)」Bパート
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「じゃあ、矢元。明日な」
「おう」
と矢元のバイト仲間や友人達が帰って行った。
「それじゃあ先輩。自分はこれで」
「あぁ、明日な」
と早間は天桐に挨拶をして帰って行った。
そして、
「じゃあ、帰るわ」
「先輩、また今度」
「今日は、ありがとな。加埜さん」
最後に天桐も城ノ崎、矢元は一緒になって帰ることになった。
「あぁ、きーつけて帰れよ」


帰り道
「いや、ほんと楽しかったわ。やっぱいいな誕生日って。1年に1度しか無いのが残念だわ」
「だって、1度しかないのが誕生日なんだから仕方ないよ」
「そうだな」
と矢元と城ノ崎は会話する横で天桐は何か難しい顔をしていた。
「どうした士良?」
そのことに気付いた矢元は天桐に聞いた。
「え?いや、何でもないよ。それより楽しめたか」
と天桐は話を変えた。
「当たり前さ。お前と加埜さんがやってくれて、ちょー嬉しかったわ。プレゼントもいろいろ貰えたし。ただで上手い飯も食えたし」
「そうか。なら、良かった」
と天桐は少し笑った。
「そういえば、お前さ。最近なんかこう妙に考え込んでないか?」
「え?」
「そうそう。僕も思ったんだよ。何か悩んでいるなぁーて」
城ノ崎もその事に話をしてきた。
「別に、そんなことねーよ」
だが、天桐は違うと否定した。が、
「おいおい、俺たち何年の付き合いになると思ってんだよ」
「2年ちょいだけど」
「くー、寂しいこと言うね。確かにそうだけどさぁ」
「けど、士良さぁ。ほんと、僕らは心配してるんだよ。何か悩んでるならちゃんと言ってくれないと」
「あぁ。そのだな」
「うん」
「・・・進路が決まらないから先生に色々言われててさ。どうしちゃおうかなって」
と天桐がそう笑いながら言うと矢元と城ノ崎は
「なんだ。そのことかよ。心配して損したわ」
「ほんと。そのことか。ちょっと安心したな」
と二人も笑いながら言った。
「なんだよ。これだって立派な悩みなんだぞ。てか人の進路をそんな簡単なものみたいに言うなよ。自分らは進路決めるからってさぁ」
と天桐は軽く文句を言った。
「自分が悪いんだろ、それは。先生や親に、あんまり心配させるなよ」
「ウッ、分かってるよ」
と矢元の言葉に天桐が不貞腐れると
「けど、今これだって言ったけど。他にあるの」
城ノ崎が天桐の言葉に気付いたらしい。
「え?いや、・・・ただの言い間違いだ。ねーよ別に」
「本当に?」
と城ノ崎が覗き込むかのように天桐の顔を見ていると
「本当だって。大丈夫だから。な」
と天桐はそう言い切った。
二人は、それ以上聞き出さなかった。


5月18日
あと4日となった今日。
学校の放課後、天桐は教室に居た。
自分の机にうつ伏せになっていた。
(どう
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