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活動日誌8 ゆめのとびら! 2
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、とても不思議な感じがしていた。
 でも、こうやって私もお姉ちゃんと共通の話題が出来るのは素直に嬉しいと思う。
 お姉ちゃんと希さんに話をしながら――これからも色々な話が出来ると良いな? って感じていたのだった。

♪♪♪

 私はお姉ちゃんの妹だ。
 だけど、お姉ちゃんの在籍していたスクールアイドル μ's は私にとって憧れでしかなかった。
 そう、私はお姉ちゃんの妹で、スクールアイドル μ's のファンに過ぎなかった。
 だから穂乃果さん達の話はお姉ちゃんから――そして、雪穂が聞いた話を聞いているだけだった。
 もちろん話を聞けるのは嬉しかったけど、私から話せることがないのは悲しかった――それは当たり前の話なんだけどね?
 たぶん私はずっと――お姉ちゃんとの繋がりを探していたんだと思う。
 妹として、ファンとして――そんな受身な立場じゃなくて、私からも話が出来る対等な繋がりを。
 
 今日、私は初めてお姉ちゃんの知らない穂乃果さん達の話――新しい音ノ木坂学院のアイドル研究部の話をすることができた。
 そして、お姉ちゃん達が本当に知らない『涼風ちゃん』と言う存在。
 きっと彼女は、私や雪穂に素敵な風を与えてくれる存在なんだろう。
 私も雪穂も、彼女との出会いの意味を見つけたいと願っていた。
 今日、本当の意味で――
 私達は夢の扉を開いたのかも知れない。
 私の想いが雪穂と涼風ちゃんの想いに重なり大きくなって広がった。
 いつか私達の瞳のレンズでみんなの笑顔を残していきたい――私達を含めて!
 そんなことを思っているのだった。

 希望の行方は誰にも解らないけど、私達は確かめようと、見つけようと走っていくのだろう。
 その先に、きっと――新しい夢の扉が現れることを願って。

 私は今日の用事を全て済ませ、自分の部屋に戻りパジャマに着替えて――ベッドに横になると音楽プレイヤーからアノ曲を選んで再生しながら目を閉じた。
 私達にとって、夢の扉を開いた先にあるのが明るい未来であることを願って――夢の中へと旅立っていくのだった。
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