Track 2 受け取るキモチ 繋げるミライ
活動日誌8 ゆめのとびら! 1
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穂乃果さん達3人だけしかいない。
それは、お姉ちゃん達の頃の3人は穂乃果さん達と同じ3年生だから。部活動の部長ないし役職に就いてしまったから――
それに生徒会長及び副会長のサポートは下級生が補佐をする方が良いんだって。
まぁ、今年の生徒会にはことりさんもいるんだけどね?
それでも本来は、下級生が補佐をする方が良いらしいよ。
――何でなのかは良く知らないんだけどね。
だけど下級生――花陽さん達2年生は1クラスしかないから生徒数が少ない。大半の人達は部活動に入っている。
そして、何よりも――
今の穂乃果さん達では応募が殺到してしまうから――選考するのが困難になるから応募出来ないみたいなんだよね。
そんな中、新年度が始まった。学院側としても生徒会の負担を減らすべく――生徒会補佐の臨時アルバイトを雇う算段に出たらしい。
とは言え、歴とした音ノ木坂学院の生徒会のアルバイト。誰でも良いと言う訳にもいかないのだろう。
当然、外部の人間には頼めない。だけど卒業生なら体裁的にも問題はない。
さらに、事務全般を――生徒会の内部事情を知り雑務仕事をこなせる人間。まぁ、そんな限られた人を私は1人しか知らないけどね?
そんな理由から、お姉ちゃんに白羽の矢が立ったのだと言う。
これは推測なんだけど――
理事長先生はお姉ちゃんがいたから臨時アルバイトの件を持ち出したんじゃないのかな?
去年の春先、まだお姉ちゃんが音ノ木坂の生徒会長をしていた頃。
廃校の危機に瀕していた時に、お姉ちゃんは何とか学院を存続させようと必死で理事長先生に生徒会での活動をお願いしていた。
だけど理事長先生は首を縦に振ることはなかったそうだ。
それでも何とかしようと必死に抵抗していた。そんな時に穂乃果さん達がスクールアイドルを始めた。
自分が必死に学院を存続させようとしている時に目の前に現れた穂乃果さん達――正直な話、お姉ちゃんは腹が立っていたそうだ。
それまでスクールアイドルになる為に何か行動を起こしていた訳ではない。廃校を阻止する為に始めたと言うスクールアイドル。
突発的すぎてブームに乗っかっているだけのように思えて――自分の2年ちょっとを否定されたように思えて腹が立ったのだと言う。
お姉ちゃんは音ノ木坂を愛している。お祖母様の愛した音ノ木坂を、自分の力でより良い学院にする為に頑張ってきた。
だからスクールアイドルになれば生徒が集められる――そんな気持ちで始める穂乃果さん達に八つ当たりじみた怒
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