Track 2 受け取るキモチ 繋げるミライ
活動日誌7 ぼくらのライブ・きみとのライフ! 2
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雪の降り続けていた日。
ステージのイルミネーションが白から――大サビに突入する瞬間にオレンジに変わった感動的なアノ曲。
アノ曲は、お姉ちゃん達スクールアイドル μ's のメンバー全員で言葉を繋いだ――全員で作った曲だったのだ。
そんな全員の言葉を繋いだ、まさに雪の光に照らされた結晶のような曲だから――
見ていた私達全員の心も繋がれ、そして照らされたんだろう。なんてね。
あれは希さんが望んで発案したことだったみたい。
まさに、希さんの望み――希望だったんだね?
いや、別にダジャレが言いたかった訳じゃないから!
と、とにかく、そんな風に私達にも全員で作ることの楽しさや絆を感じてほしくて言ったことなんだと感じていたのだった。
♪♪♪
とりあえず私達は、お姉ちゃん達に挨拶をして、先に帰らせてもらった。
とは言え、帰りに3人でファストフード店に寄って、これからの話をしていたのだった。
今日の練習を踏まえて、私達で出し合っていた結論。
意外なことに3人とも同じ答えが揃う。
それが――
お姉ちゃん達と一緒に練習をすると言うことだった。
あっ、別に自分達で考えるのが面倒だからじゃないよ? ただ、今日お姉ちゃん達と一緒に練習をしてわかったこと――
今の私達が、自分達だけで練習をしても何も始まらないんだと思った。
だって基礎練習に付いていくのが精一杯なのだから。
そんな状態では自分達の練習なんて偉そうに言える訳がない。
まずはお姉ちゃん達と同じ練習メニューを対等にこなす――レベルの問題ではなくて体力的な面で。
それが出来てから初めて自分達の練習をすることが出来るんだと思った。
第一、基礎を覚えたと言っても――どんな方向に進んでいくのかは見当がつかないもん。
悪い方向だとしても、すぐに修正が出来ないのでは時間が無駄になるからね?
涼風がダンスが出来ると言っても、お姉ちゃん達の方が的確な指示が出せると思う――別に涼風が出せないって話じゃなくて、ね?
より高度なレベルで指示がもらえるって意味だから。
お姉ちゃん達だって――海未さんが指導していたダンス練習を、絵里さんに教えて欲しくて頼んだのだから。
自分たちの向上には必要なんだと思う。
私達はお姉ちゃん達から教えは請わない。
だけど、お手本や参考にはしたいし――的確な指示や意見は嬉しいと感じている。
だったら、近くで一緒に練習をするのが1番だと思ったのだった。
そもそも? 自分達のスクールアイドルを目指すと言っただけ。
スクールアイドル μ's に入らないと言っただけ。
だから、完全に独立し
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