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活動日誌7 ぼくらのライブ・きみとのライフ! 2
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、どうやら涼風はダンスを相当やっていたらしい。まぁ、本人も言っていたから知ってはいたんだけどね?
 でも、海未さんに一通りの基礎を教えてもらって、確認の意味で海未さん達の前で実際に踊ってみたんだけど――私や亜里沙とではレベルが違って見えた。
 それを見ていた海未さんは――

「けっこう出来るのですね? 基礎もしっかり身についているようですし……これなら3人で練習を始めても大丈夫でしょう」

 微笑みながら、涼風を()めていたのだった。
 それを聞いた涼風は恥ずかしそうに――だけど嬉しそうな表情を浮かべて顔を赤らめていた。
 私も自分のことのように嬉しくなった。隣にいた亜里沙も満面の笑みをこぼしていたから同じなんだろう。
 海未さんが認めたと言うこと。それは私達にとって大きな一歩になるから。
 もちろん、ダンスに関して涼風に全部押し付ける訳じゃないよ? でも色々教われるってこと。当然、部活以外の時間でも!
 自分達だけでダンスの知識を吸収していけるってこと。成長できるってことなんだ。
 身近にダンスが出来る人がいるのは、お姉ちゃん達と一緒じゃなくても私達だけで練習が出来るんだから。
 いつかは自分達だけで意見を言い合える――そんな花陽さん達のような関係も(きず)いていけるんだろう。
 改めて、涼風が入部を決意してくれたことを感謝しながら彼女を見つめていたのだった。

「さてと……それじゃあ、次は私の番ね?」

 海未さんが役目を終えて、真姫さんに目配せをしてから、お姉ちゃん達の方へ歩きだすと――今度は真姫さんが私達の前に立った。
 まぁ、ずっと海未さんの隣にいたんだけどね? 一応、ダンスのサポートをやってくれていたし。
 
「次は歌……と言うより、発声の練習ね?」

 そう言いながら、発声の練習が始まった。
 歌は普通に歌えるって思っていたけど――考えが甘かったって素直に思えた。
 確かにカラオケには良く行くし、歌の練習だってしていた。
 だけど基礎を教わると全然違っていることに気づく。
 何て言うんだろう――音の(とら)え方って言うのかな?
 歌ってさ? どうしても音の(つら)なりになるから1音をしっかり意識しないんだけど――
 発声って1音1音をしっかり捉えないとダメだから、ちゃんと意識するよね?
 そうすると音の持つ役割って言うのかな? そう言うものが何となく感じられる気がした。
 きっと、ピアノを弾いて作曲もしている真姫さんだからこそ、感じることだったんじゃないかな?
 そんな風に思えたのだった。

♪♪♪

「……まぁ、こんなところかしらね? 一応、基礎は教えたから……あとは貴方達で自分なりの練習を見つけると良いわ?」
「「「はいっ! ありがとうございました!
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