マブラヴ
1482話
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ロワの部下がこれまで行ってきた罪の被害者達全てに対し、直接全員を連れて2年以内に謝罪に訪れる事にする。尚、その際に被害者に対し謝罪の意志を込めて対価を支払う事とする。また、その対価は被害者自身が決めるものであり、いかなるものであっても断る事は出来ない。以上の行為をこの場にいるラトロワの部下の誰か1人でも守らない場合は、フィカーツィア・ラトロワの命を以て償う事とする。この契約に従う意志があるのであれば、自分の名を以てこの契約に従うと明言しろ」
俺から出された条件は、酷く厳しい。
だが、こいつらが今までやってきた事を思えば、それは当然だろう。
それこそ、クリスカやイーニァを強姦しようとした奴等がやってきた罪を考えれば、ラトロワが犯罪者に犯されろという風に命じられるかもしれないが、こいつらを教育する事が出来ない以上、自業自得でしかない。
ここが基地であるが、不思議と周囲は静まり返っていた。
ラトロワと、その部下達は俺が口にした条件の厳しさに頬を引き攣らせる。
しかし……それでもラトロワはが口を開こうとし……
「待って下さい、中佐! そんな条件を呑んだら!」
ナスターシャの口から悲痛な叫びが出る。
それでいながら、俺に絡んできた奴等へと憎悪を込めて睨み付けていた。
「ナスターシャ、心配はいらない。アクセル代表の言う通り、今回の件は私の管理能力の欠如によるものだ。その責任を取るのであれば、これくらいはしなければならないだろう」
「中佐!」
「……フィカーツィア・ラトロワの名において、私はアクセル代表の出した条件を呑みます」
そう告げた瞬間、鵬法璽が眩く輝き……契約はここに成るのだった。
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