1章旧校舎のディアボロス
5話金髪シスターと新たな相棒との出会い
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イッセー達が転移魔法陣で転移した直後、一軒家の上空に堕天使の気配が4つ確認できた
来たか・・・タイミングがいいのか、悪いのか。まぁ、いいか。それよりもだ
俺はチラリと床に座り込んでいるシスターを見る
俺一人ならいけるんだが、この子も逃さないといけないからな
どうしようか
「君、名前は?」
「あ、アーシア・アルジェントです」
「アーシア・アルジェントか。わかった。じゃあ、君には二つ選択肢がある」
俺はそう言いながらアーシアに近づいて指を二本立てる
「一つ、ここにとどまり堕天使に連れ戻され、二度とお友達と会えない日々を過ごすか。二つ、ここで俺が君を逃がして会いたいお友達にまた会わせてやる。どっちを選ぶ?」
俺が思うに、この子は望んで堕天使のところにいるとは思えない。おそらくは教会から追放されていくあてのないところをあいつらに拾われたんだろう。
だから、俺はこの子に選択肢を与えた。
だが、そのどちらかを選ぶかはこの子次第だ。
そしてアーシアは何かを決心したような目で俺を見る
「お願いです。私はもう一度イッセーさんに会いたいです。だから、ここから私を連れ出してください!!」
「わかった。俺の名前は暁亜蓮。イッセーのダチだ。よろしくな。じゃあ、行くぞ!!」
「え?きゃあ!」
俺は彼女の言葉に笑みを浮かべると、彼女を片腕で抱きかかえる。
可愛い悲鳴が聞こえたけど、そんなことはおかまいなしに走る。
そのまま、部屋を、玄関を抜け、外に出る。すると、そこには堕天使が四人、翼で滞空しながらこちらを見下ろしていた
「あら?この前の人間じゃない」
「あの時以来だな。堕天使。会いたかったぞ」
「奇遇ね。私も会いたかったのよ。人間風情が私に刃向かうなんて許されない行為だわ」
「だったら、どうする。俺を殺すか?」
「ええ、そうするつもりよ。それであなたを殺した後、その子を返してもらうわ。私の目的にはその子が必要なのよ」
堕天使はその手に光の槍を創り出しながら、アーシアを指差す
「れ、レイナーレ様」
「アーシア、私たちの元に戻って来なさい。あなたの力は私に必要なの」
やっぱり、この子はただのシスターじゃないんだな。
シスターだから、光力の素質がかなりあるのか、それとも神器所有者か。その二つがありえるな
まあ、それはいいとして、こいつは今なんて言ったんだ?
俺を殺す?
何言ってんだ?たかが下級のお前が?この俺を?滅龍魔導師であるこの俺を・・・殺す?
「ク、クククク、ハッハハハハハハ!!!」
「な、何がおかしいのかしら?」
俺はその言葉に面白くなり、つい笑ってしまう
レイナーレ
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