暁 〜小説投稿サイト〜
うちはオビト逆行物語 [ 逆行?何それ美味しいの?] 壱
うちはオビト逆行物語 〜初めてできた家族〜
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
反していた。
困っているどころか、むしろ目を輝かせていた。
「じゃあ、僕のお兄ちゃんになってくれるんですか!?」
「え、あぁ・・・まぁそうだな!」
たじろいでしまったが、なんとか返すことができた。
そうか、コイツも一人っ子か。
兄や弟がいたらと思う、一人っ子にしか分からない悩みだったりもする。
シスイは兄弟が欲しかったのか。
「じゃあこれから俺はお前の兄さんだ!例え血が繋がって無くても、俺らは兄弟、そして家族だ。」
そして、と更に続ける。
「俺は何があってもお前の味方でいる。」
そうやって真っ直ぐシスイを見てやった。
シスイは目の輝きをより一層増し、うん!と力よく頷いた。
本当に分かったのだろうか・・・、だがそれでこそ俺の弟だ。
・・・あまり執着し過ぎるのはよくない、うちはの弱点だな。
「僕、これからオビトさんのこと兄さんって呼んでもいいんでしょ?」
「あぁ、もちろん。」
「じゃあ兄さんって呼ぶー!」
心もそれなりに開けたようだ、よかった。
「よし、それじゃあ今日はもう寝ようぜ。」
この子も移動なり何なりで意外と疲れているだろうし、寝かせることにした。
「うん!おやすみなさい、兄さん!」
実はシスイと仲良くなりたいと思ったのはもう一つ理由がある。
うちはクーデター、さらにうちは抹殺を防ぐためだ。
俺とこいつとアイツの3人でなら何とかなると思うしな。
・・・だがまだ課題は相当ある、油断は出来ない。
そういや、明日は任務があったけか、早く寝ないとまたカカシにどやされるな。
「・・・おやすみ、シスイ。」
もう既に寝ているシスイに優しく微笑み、布団をかける。
明日、リンたちに自慢するのが楽しみだ、俺にも弟が出来たと自慢してやる。
・・・なんだかんだ言って俺が一番嬉しいんじゃねーか?
まぁ、あまり執着し過ぎないようにしとけば、多分大丈夫だろう。
色々考えていたけど、ウトウトと睡魔に襲われ俺はそのまま眠りについた。
・・・明日もこんな日が続くように、願いながら。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ