第3章:再会、繋がる絆
第68話「始動」
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達が間に合ってよかったわね。」
一つだけでも椿の再現のように強い場合があるのだ。
久遠のおかげで突破できたが、あれはなかなかに強敵だった。
「....集まったな。」
少しすれば、全員が集まり、クロノが話し出す。
「これを見てくれ。海鳴市全域の大きな魔力反応を感知するレーダーだ。」
映し出されるのは、海鳴市と隣接した海の一部を写す地図だった。
所々に白いマーカーみたいなのがあるが...。
「そのマーカーは全てジュエルシードの反応だ。」
「っ....!」
一斉に発動したとは言っていたが...五つか...。
しかも、そのうち二つはどちらも海鳴臨海公園か...。片方は一際反応が大きい。
「これを見ればわかる通り、ジュエルシードが一斉に発動している。ジュエルシード自身が結界を張っているため、被害はまだないが、放置しておくわけにはいかない。」
「...つまり、これらを回収しに?」
一遍に見つけた場合を想定して、複数のチームを作るように言っていたが...。
まさか、ここでそれが役に立つとはな...。
「ああ。そうしてくれ。...ただし、偽物には気を付けろ。いや、それだけじゃない。ジュエルシードそのものも危険だ。しっかりチームを組んで、それから向かってくれ。」
クロノはそう言ってチームを組ませ始める。
さて、僕の場合は...。
「母さんと父さんと椿...妥当すぎる...。」
「連携を取り合う二人組を組み合わせたのね。...確かに妥当だわ。」
こういうのは、メンバー同士の関係も重要だからな。
そう考えると、家族である僕らはぴったりなんだが。
それと、戦力から考えてもこの人数で十分だしな。
「さて、すぐに向かうぞ!エイミィ、アースラからのバックアップ、頼んだぞ。」
「了解!任せてよ!ね、アリシアちゃん!」
「皆、頑張ってね!」
どうやらクロノも向かうようで、エイミィさんとアリシアが激励を送ってくる。
戦闘できるメンバーで待機しているのは、プレシアさんだけだ。
リンディさんもいるが、あの人は提督だし...。
「よし、行くぞ!」
クロノの声を合図に、僕らは転送ポートからそれぞれの場所向かう。
―――....はずだった。
〈っ...!これは...!妨害です!!〉
「しまっ...!?」
全員が転移するその瞬間、転移に対して何かの妨害を受ける。
そのため、転移先の座標がずれてしまう。
「(まさか...!偽物の仕業...!?)」
いきなりこんな事になるのは、どう考えても外的要因がある。
それで思いつくとすれ
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