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幽雅に舞え!
5VS6!メガシンカVSメガシンカ
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ように新たな力を得たい、あなたの力になりたいと。

「わかりました。あのにっくきチャンピオンに目にもの見せてやりましょう!行きますよサーナイト!」

「この輝き……二体目のメガシンカですか?そんなことは不可能のはずですが」
 怪訝そうに言うシリアだが、そんなことはネビリムの知ったことではなかった。メガシンカのエネルギーを高めるごとに、自分の心が吸い取られるような感覚がしたが、無視する。
「さらなるシンカを遂げなさい!その美しさは花嫁が嫉妬し……くっ、その可愛さは私に並ぶ!これが博士のくれたもう一つの力!メガサーナイト!!」

 メガシンカの光に包まれ、現れたサーナイトの姿は、まるでウエディングドレスでも来ているような姿となった。その神秘性と美しさは、確かに見るものを嫉妬させるのかもしれない。

「す、すげえええええ!一度のバトルで二体目のメガシンカなんて見たことねえ!」
「こいつは前代未聞だぜ!」
「か、かわいい……」
「ふつくしい……」

「……これは驚きましたね。ですがそんなフラフラの体では……ネビリムさん。あなた自身もですよ?」

 本来、一度のバトルで行えるメガシンカは一体だけだ。それはメガシンカがポケモンとトレーナーの心の絆……いわば精神のエネルギーを利用しており、短時間の間に複数のメガシンカを行うことは、危険、または不可能だとされているからだ。事実としてネビリムは立っているのもやっとの様だった。

「あなたを倒した後で、ゆっくり休ませてもらいますよ。それより今は……バトルです!メガサーナイト、ギルガルドにハイパーボイス!」
「ここにきてノーマルタイプの技を……?」

 ギルガルドもゴーストタイプであり、ノーマルタイプの技は効かない。故に一瞬反応が遅れた。そしてそれは過ちだった。サーナイトのハイパーボイスはギルガルドを凄まじい音波で持って吹き飛ばし、ジムの壁に叩きつける!

「……エクセレント。メガサーナイトの特性はフェアリースキンですか。よくよくあなたはノーマルタイプ使いとして選ばれていますよ」

 フェアリースキンはノーマルタイプの技をフェアリータイプに変えたうえで威力を高める特性だ。故にギルガルドにも大きなダメージを与えたというわけである。戦闘不能になったギルガルドをボールに戻しつつも、シリアのジュペッタは動いていた

「ですがそこまでです。ジュペッタ、ナイトヘッド!」

 ジュペッタが幻影を魅せ、既にフラフラだったサーナイトを戦闘不能にする。いくらメガシンカといえど、幻影による一定のダメージからは逃れられない。

「ありがとう……サーナイト」
 瀕死寸前からシリアのポケモンを倒す活躍をしたサーナイトを褒め、ネビリムはボールにしまう。

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