暁 〜小説投稿サイト〜
幽雅に舞え!
5VS6!メガシンカVSメガシンカ
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鳴き声で威嚇する。

「さて、準備も出来たところで……喰らいなさい。ブレイブバードにムーンフォース!」

 ムクホークが弾丸のように突撃し、サーナイトが月光を具現化したように天から光線を放つ。それをシリアは応じて。

「キングシールド、影分身!」

 ギルガルドが盾を前に構えてミクホークの突進を防ぎ、一瞬のうちに分身したジュペッタが光線を躱す。

「ならばジュペッタに燕返しです!避けられませんよ!」
「ジュペッタ、はたきおとすで迎え撃ちなさい」
「今のあなたの攻撃力でそれが出来るとお思いですか!?」

 そう、度重なるネビリムのポケモンによる威嚇により、ジュペッタの攻撃力は相当に下げられている。さすがのメガシンカといえど分が悪いように思えたが――二匹の激突は互角に打ち合い、ムクホークの体を大きく退かせた。

「ホォォォ!?」
「なんですって!」

「……先ほどの技はただ相手の攻撃を防ぐ技ではありません。キングシールドに触れた相手はあなたの威嚇と同じように、その攻撃力をダウンさせる効果を持ちます。これが王の威厳を持つ盾の力です」
 ネビリムが驚き、観客も驚く中で朗々と説明するシリア。手の内を明かすことを何とも思っていない。

「そして次は、王者の威光を示す剣の力をお見せしましょう!ギルガルド、シャドークロー!」
「く……サーナイト、サイコキネシス!ムクホークも援護を……」

 ギルガルドの剣が暗く輝き、サーナイトに迫る。それをサーナイトはサイコキネシスで圧しとどめようとするが、攻撃体勢に入ったギルガルドの剣は止まらない。ムクホークも、ジュペッタに援護に向かおうとした一瞬のスキを突かれ不意打ちやはたきおとすを叩き込まれ動けなかった。

そして剣の間合いに入った瞬間――闇の剣が振り下ろされ、サーナイトに大ダメージを与えた。攻撃力が少し下がっていることなどお構いなしの一撃だった。

(このポケモンたち、攻撃力も防御力も高すぎる!これが、チャンピオンの本気の力……?)

 3年前に戦った時は、あくまでノーマルとゴーストという相性の差が敗因になったと思っていた。だがきもったまというゴースト相手に有利な特性をひっさげ、さらに攻撃力の対策をしてもなお、チャンピオンには届かないというのだろうか。悪夢のような現実にめまいがするネビリム。

(でも私は……二度と負けるわけにはいかないんですよ!)

 ネビリムの強い思いに呼応するように、ネビリムのメガストーンが光る。そして――ふらふらになったサーナイトの胸の赤いプレートも、同じように光輝いた。

「これは……まさか?」
「−−−−」

 サーナイトがテレパシーでネビリムに意思を伝えてくる。自分もミミロップと同じ
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