5VS6!メガシンカVSメガシンカ
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この一撃を食らいなさい!)
舗装された地面を蹴り、ジムの壁を蹴り、縦横無尽に駆けながらもジュペッタに近づいたエテボースの飛行のジュエルが効果を発揮するために空色に光る。が――
「はたきおとす」
またしても一瞬だった。羽虫でも叩くかのように動いたジュペッタの紫色の爪にエテボースは体ごと地面に叩きつけられ、飛行のジュエルは効果を発動することなく砕け散る。しかも。
「わ、私のエテボースが……一撃で戦闘不能に!?」
「ええそうです。……さて、これでお互い4VS4ですね?」
「う、うるさいですよ!」
今度こそ動揺を隠せないネビリム。とにかくモンスターボールにエテボースを戻し、次のポケモンを何にすべきか考える。
(エテボースを一撃で倒したジュペッタ、そしてメガシンカしたミミロップと互角に打ち合うヨノワールあの二匹とも恐ろしく攻撃力が高い……それなら、この子たちでいくしかありません!)
「ミミロップも一旦下がって!出番です、ムクホーク、そしてサーナイト!」
「ホォォォォォォォク!!」
猛禽類を思わせるフォルムのムクホークと、花嫁のような可愛らしい姿のサーナイトが現れる。そしてムクホークは出てきた瞬間ジュペッタとヨノワールを大きく鳴いて威嚇した。
「ほう……攻撃力を下げるつもりですか」
「ええ、ですがまだ終わりませんよ!サーナイト、スキルスワップです!」
サーナイトとムクホークの特性が入れ替わる。サーナイトの特性が威嚇になったことで、サーナイトもまた鳴き声を発した。だがそれはムクホークとは違う。まるで天使の歌声のようで、聞く者の心を穏やかにすることで攻撃力を下げるものだ。仮にシリアがポケモンをチェンジしたとしても、もう一度スキルスワップを使えばまた攻撃力を下げられる。
「出た!ネビリムちゃんの天使の歌声コンボだ!」
「これでチャンピオンのポケモンは骨抜きだぜ!」
素晴らしい歌声に観客のテンションもあがる。シリアはむしろ満足そうに頷いた。
「いいですね、そうこなくては。それでは私も、混乱し攻撃力を下げられてしまったヨノワールの代わりに、ニューフェイスを登場させましょう!」
おお、と観客がどよめく。ヨノワールをボールに戻し、現れるのは。
「出でよ、勝利を約束する王者の剣!ギルガルド!」
剣と盾を組み合わせたような、どこか気品ある風格を放つポケモン、ギルガルド。ホウエン地方以外のポケモンだ。
「すげー!見たことないポケモンだ!」
「いけいけシリア―!」
「そのポケモンも私の強可愛いポケモンたちの鳴き声の餌食にしてあげますよ!サーナイト、スキルスワップ!」
またしても特性が入れ替わり、今度はムクホークが
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