5VS6!メガシンカVSメガシンカ
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たのはネビリムだった。
「エルレイド、インファイト!ミミロップ、手助け!」
エルレイドが先行し、ミミロップが並走する。今『きもったま』を有しているのはエルレイドなのでそちらを活かす戦術だ。
「あなたのメガシンカ、沈めてみせますよ!」
啖呵を切るネビリムに対し、シリアは静かに一言命じる。その様はやはりルビーに少し似ていた。
「ジュペッタ、鬼火」
メガシンカしたジュペッタの口のチャックが開かれ、口から赤いものが吐き出される――そう見えた次の瞬間。エルレイドの体は鬼火の炎に包まれていた。
「な!?」
「レェイ!?」
ネビリムが驚き、エルレイドがもがき苦しむ。そして、苦しみながらも前へ進もうとするエルレイドの前にサマヨールの進化系たるヨノワールが立ちはだかった。
「いけない、下がりなさいエルレイド!」
「シャドーパンチだ、ヨノワール!」
ネビリムの指示は間に合わず、ヨノワールの拳がもろにエルレイドに入る。地面を抉りながらエルレイドの体が後ろに下がった。
「インファイトは強力な技ですが、使用後に自身の防御力を下げてしまうデメリットも持ちます。……もう下がらせた方がいいのではありませんか?私のヨノワールのパンチは、進化前のそれより遥かに重いですよ。」
エルレイドは立っているだけでもやっとのようで、それがシリアの言葉の正しさを証明している。だがネビリムは従わなかった。
「……エルレイド、スキルスワップ!」
エルレイドとミミロップの体が淡く光る。これで特性は元に戻った。役目を終えたエルレイドが火傷のダメージで倒れる。
「メガシンカすることで素早さをアップさせてきましたか……ならばこの子でどうです。いきなさい、エテボース!」
二本の尾を持ったひょうきんそうな顔をしたポケモン、エテボースが出てくる。そして指示を聞く前にジュペッタに向かって走り出した。
「ミミロップ、ヨノワールにピヨピヨパンチ!エテボース、ジュペッタにアクロバット!」
「ヨノワール、雷パンチ!」
ミミロップの拳とヨノワールの拳がぶつかり合う。威力はほぼ互角でダメージは入らないが……ミミロップの体の動きが鈍く、ヨノワールの体がふらふらとし始める。お互いの拳の効果で麻痺と、混乱状態になったのだ。痛み分けではあるが、問題ないとネビリムは考えた。
(其方は予想通り……エテボースには飛行タイプの技での攻撃時に威力を高める代わりに消滅する飛行のジュエルを持たせてあります。さらに特性はアクロバットのような本来の威力が低い技の威力を高めるテクニシャン。そしてアクロバットは持ち物がないとき、威力を大きく高める!また鬼火を食らおうが大した問題じゃありません、
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