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幽雅に舞え!
5VS6!メガシンカVSメガシンカ
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るシンカを遂げなさい!その強さは巨人を斃し、その可愛さは天使に勝る!いざ、このステージに現れ出でよ――メガミミロップ!」

中から更なる光が漏れ出し、渦となった光が砕け散った。その中から現れたのは、特徴的な耳が三つ編み状になり、足の部分も黒いタイツ状に変化したミミロップの新たな姿だった。
「どうです?博士にもらったメガシンカ……これを手に入れた以上、もはやあなたが私に勝るものはありません。さあ、覚悟しなさい!

メガミミロップ、とびひざ蹴り!」
 ネビリムが誇らしげに胸を反らして命じる。だがその指示にサファイアは違和感を覚えた。
(ゴーストタイプのポケモン相手にとびひざ蹴りだって?)
 とびひざ蹴りは強力な技だが、格闘タイプの技でありゴーストタイプには効果がない。おまけに外した時反動を受けるデメリットも抱えている。
「気を付けて、シリア。何かある!」
「でしょうね…ヤミラミ、パワージェム」
 シリアのヤミラミの瞳が輝き、いくつもの鉱石がメガミミロップに向けて打ち出される。が。

「その程度でメガシンカしたミミロップは止められませんよ!」

ミミロップのとびひざ蹴りは飛来する鉱石を砕き、そのままヤミラミに強烈なひざ蹴りを――叩き込む。ヤミラミの体が大きく吹き飛ばされ、地面を転がった。
「ッ!?攻撃が当たった!?」
 困惑するサファイアだが、さすがにシリアは冷静なままだった。彼は肩をすくめる。

「なるほど……あなたのメガミミロップの特性は『きもったま』ですか。その自信も、ただのはったりではなさそうですね」
「『きもったま』……ゴーストタイプ相手にもノーマル・格闘の技が当たる特性か。さすがに対策はしてあったようだね」
「ふふん、ようやく私の可愛さと強さがわかりましたか?ミミロップ、ピヨピヨパンチでとどめを!」
「どうでしょうね。ヤミラミ、不意打ち!」
 メガミミロップがその長い耳でヤミラミを捉える前に、ヤミラミが死角に入りこんで手刀を叩き込む。不意を付かれたメガミミロップのパンチは外れた。

「そのままパワージェムだ!」

 続けざまに技を決めようとするヤミラミをよそに、ルビーは考えていた。
(あのエルレイドは何のために出したんだろう?悪・ゴーストタイプのヤミラミ相手じゃ、エスパー・格闘のエルレイドはでくの坊同然で手が出せていない……何かあるだろうね)

「ミミロップ、炎のパンチ!」

 メガミミロップもすぐに体勢を立て直し、炎の拳があっさり鉱石を相殺する。だがヤミラミは更に動いていた。ヤミラミの体の周りに光が集まり、とびひざ蹴りで負った傷が治っていく。

「自己再生とは姑息な技を……」

――そしてルビーの疑問を解決するように、エルレイドが前へ動
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