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幽雅に舞え!
猛攻のエメラルド
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ィルが手持ちのレアコイルとコイルを伴って下りてきた。エメラルドが眉を潜める。
 
「ハッ―ハッハッハ!!よおぉーやく見つけましたよ。3人は時間稼ぎご苦労さまです」
「ああ?あんたがこいつらの親玉か?」
「親玉……というのはいささか陳腐な表現ですがまあいいでしょう。今出している3匹のポケモンを渡していただきます」
「ティ、ティヴィル様!それではお仕置きは……」
 懇願するようなポーズでガスマスク達は博士を見る。博士はにっこりと笑って。
 
「フフーフ。そぉーれはそれ、こぉーれはこれ!3人は後でおしおきたーいむ!ですから覚悟するんですよぉー」
「は、はいぃ……了解でございます」
 しょぼくれるガスマスクをよそに、エメラルドのポケモンたちは再び攻撃の準備をする。
「どうやらエメラルドという子には遠慮ってものがないらしいね。だけど……」
 サファイアと同じ陰で見ているルビーが呟いた。その言葉通り、エメラルドは命じる。
 
「ワカシャモ、火炎放射!」
 
業火の柱が博士に殺到する。さすがに直撃すればひとたまりもないかと思われたが……
 
「光の壁。スイッチオォーン!」
 ティヴィルが手持ちのスイッチを押す。するとレアコイルが3体ばらばらになり、さらにコイルも移動して博士の乗る球体を守るよう正四面体の頂点を形作った。そして――博士を光の壁が覆う。
 
「ハッ、そんなもんで俺様の技が……なにぃ!?」
 光の壁は、業火と光線を弾き飛ばす。エメラルドが仰天した。
「ハッーハッハッハ!その程度の威力では私が開発した『ピラミッド・バリヤー』は壊せませんよぉー!?」
「ぬぐぐぐ……たかが光の壁にへんてこな名前つけやがって……だったら3匹同時攻撃だ!波乗り、火炎放射、ソーラービーム!」
 
 再びポケモンたちが力をためて攻撃を放つが結果は同じ。あれだけ巨大な攻撃を放っているにもかかわらず、バリヤーには傷一つついていない。ガスマスク達は呷りを食らって盛大に吹っ飛んでいたが。
 
「さあ、ここからはこっちのターンですよぉー?いきなさい、ロトム!」
「ちっ……なめんなよ。電気タイプが相手なら……いけヌマクロー!」
 
 電気を纏った影のようなポケモンが出てくる。サファイアの知らないポケモンだった。エメラルドは見た目から電気タイプと判断したのだろう。二匹を引っ込め、地面タイプを併せ持つヌマクローを繰り出す。
 
「ヌマクロー、地震だ!」
 
 ヌマクローが力をため、大きく地面を揺らす。揺れは遠く離れているサファイアたちまで届いたが。
「ンーフフフフフ。聞きませんぉー!このポケモンは『浮遊』を備えていますからねえ」
「な、なんだとぉ!?」
「それ
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