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ラブライブ! コネクション!!
Bonus Track 1 普通じゃない μ's が 『ろこどる』 やってみた。
活動日誌5.5 Re : すたーと・だっしゅ! 2
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とも、ありがとう……それじゃあ、聞いてください!」
「……は?」
「私達、ローカルアイドル μ's の最初の1曲!」
「……えーーーーーーーーーーーーー!」

 優しげな微笑みを2人に浮かべて声をかけた穂乃果は、突然満面の笑みに表情を変えるとそんなことを言い出した。
 これには雪穂や亜里沙だけでなく、穂乃果以外のメンバーですら驚きの声を上げる。

「ちょ、ちょっと、穂乃果! 何なのですか? 最初の1曲って」
「私、何も聞いてないよぉ」
「あっ、いや……」
「……最初の1曲って、私が知らない間に決まっちゃっていたの? どうしよう、私知らないよ……誰か助けてー!」
「そうニャ! 凛だって知らないニャー!」
「……私も知らないんだけど? ほとんどのメンバーが知らないなんて、意味わかんない!」
「あっ、あのね?」
「ふーっ、そう言うことは事前に連絡しておいてもらわないと困るじゃない?」
「……カードのお告げもアテにならん時があるんやなぁ」
「まったく、みんなアイドルって言うのは、何時如何なる時でも臨機応変に対応するものよ?」
「……い、いやね?」
「それじゃあ、何? にこちゃんは知っているって言うの? 作曲している私でも知らないのに?」
「ふんっ! 知っている訳ないじゃない! ……と言うより、作曲関係ないじゃないの!」
「……あーのぉー」
「ど、ど、ど、どうしよう」
「か、かよちん落ち着くニャ!」
「もしもーし?」
「い、衣装、何も考えてないよぉ」
「作詞だって考えていませんよ?」
「あのですねー? ……?」
「……とりあえず、合宿よっ!」
「そうやねぇ、それが1番やね? だけど、その前に……」
「…………」

 順々に繰り広げられる会話に、本当のことを言うタイミングを逃して中々真実を言えないでいた穂乃果。
 ところが、段々と会話の流れがおかしなところへ進んでいることに気づいた彼女は疑問の表情でメンバーを見つめていた。
 すると、最後に言葉を繋いだ希が穂乃果を眺めながら、優しく――

「するべきことが、あるんとちゃう?」

 そう伝えるのだった。
 その言葉に穂乃果はメンバー全員の顔を見つめる。全員が同じように優しい微笑みを浮かべながら穂乃果を見つめていた。
 穂乃果は、そんなメンバーに苦笑いを浮かべると――

「……ごめんなさい。特に決めていませんでした!」

 そう謝罪をしながら頭を下げた。全員、穂乃果のことなどお見通しなのだった。
 
「それじゃあ、気を取り直して……」
「コレが、本当の私達……ローカルアイドル μ's の最初の1曲になります」
「えっ!?」

 頭を下げていた彼女の耳に、絵里と海未の声が聞こえてきた。
 驚いて顔を上げた彼女に、海未は微笑みを
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