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ラブライブ! コネクション!!
Track 1 両手を広げて
活動日誌5 すすめ→とぅもろう! 3
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には1番のサプライズ演出になった。

「……それじゃあ? …………」

 歓談(かんだん)を続けていた私達は、そんな花陽さんの一言で彼女を注目する。
 花陽さんは私と亜里沙以外――スクールアイドル μ's のメンバーに目配せをする。すると、全員は頷いて一斉(いっせい)に立ち上がった。
 唖然とする私達に背を向けながら、座っていたレジャーシートから離れ、横並びに整列して向き直る。
 
「改めて……雪穂、亜里沙ちゃん。アイドル研究部へようこそ。2人の入部を祝って1曲(・・)歌いたいと思います」

 センターに立つお姉ちゃんが私達に声をかける。
 え? 1曲??
 そんな驚きを浮かべる私達にお姉ちゃんは言葉を繋げる。

「今日から、2人が歩きだす……そんな意味と、新しく歩きだす私達へ向けて……この曲が――」

 お姉ちゃんが両側にいるメンバーを微笑みの表情で見つめる。メンバーもお姉ちゃんに微笑み返す。そして、正面にいる私達を見つめて――

「スクールアイドル μ's としてのラストの曲(・・・・・)になります!」

 そう、言い切ると――

「〜 ♪ 〜」

 目を瞑りながら―――
 希さん、絵里さん、にこ先輩、海未さんが頭サビの最初のフレーズを――

「〜 ♪ 〜」

 同じように、真姫さん、凛さん、花陽さん、ことりさんが次のフレーズを――

「〜 ♪ 〜」
 
 更に次のフレーズを8人で歌うと――

「〜 ♪ 〜」

 お姉ちゃんが最後のフレーズを繋げる。
 数拍を置いて、スクールアイドル μ's のアノ曲をアカペラヴァージョンで歌う。
 そう、文字通り――私と亜里沙だけの為に開催されたライブ。
 何万人と言う人達の前で歌っていたお姉ちゃん達が私達の為に――
 たった2人の観客の前で歌う――そんな感動で胸がいっぱいになりながら、フルコーラスを聴いていたのだった。
 
♪♪♪

 可能性を感じて進み続けてきたお姉ちゃん達。
 前を向いて、上を向いて――駆け抜けてきたお姉ちゃん達。
 だけど、その代償に縛られて前に進めないでいたお姉ちゃん達。
 もちろん悪い意味ではなくて――輝きすぎていたからなんだけど。
 たぶん、お姉ちゃん達だけではない。私達スクールアイドル μ's のファン達だって同じだろう。
 でも、それではダメなんだと思う。
 戻らないところに留まっていては先には進まない。
 ううん、それどころか――輝いていた去年すら、輝きを失ってしまう。
 だから、前に進みたい。でも、自分達では進めたくない。
 そんな板ばさみだったのかも知れない。
 だけど、ずっと先延ばしにも出来ない――だから、今日だったのだろう。
 私達が入部することが、お姉ちゃ
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