Track 1 両手を広げて
活動日誌5 すすめ→とぅもろう! 2
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きなのだ。まぁ、それ以上なのかも知れないけれど?
私には優劣は付けられないからね。
そしてDVD BOXを3つ持っていた勇者は、にこ先輩らしい。
そんな先輩が気だるそうに卒業と言う表現をしたのだから、花陽さん達はアイドルからの卒業なのかと驚いたのだけど――
ただ単に、学院を卒業したから貸し出す分が要らない。
あと、卒業の際に持ち帰ったグッズが大量にあるから、あまり物を増やしたくないって言う理由だった。
だけどそんな理由があるにも関らず、入手困難の代物を――花陽さんが苦労して入手した代物を2つで抑えたと言うあたり、レベルが違うのだと感じて唖然としていたみたい。
そんな中、部室の扉が開いて――
「にっこちゃーん、絵里ちゃん達が職員室にも挨拶しに行くって言ってるよー?」
「あー、今いくわー。それじゃあ、行って来るわね」
お姉ちゃんが戻ってくると、にこ先輩に絵里さんからの伝言を伝えた。
にこ先輩は了承すると、部室を出て行ったのだった。
♪♪♪
流れ的に前の活動日誌で書いちゃったけど――
にこ先輩が出て行ってからお姉ちゃん達3年生と花陽さん達2年生と私達――8人の会話はココから始まっているのだった。
そう、花陽さんのアイドル好きの話はココからの話だったんだよね?
だから正確には、にこ先輩と花陽さんの会話は何を言っているのか全く理解が出来ないでいたのだった。
だから会話の時に書いていることは、現在全てを知った上で思ったことを書いているだけなんだけど――活動報告なんだし許してね?
そんな風に8人で会話をしていたんだけど――
「ねぇ、凛ちゃんと真姫ちゃんで2人を屋上へ案内してあげてくれるかな?」
「わかったニャー!」
「そうね、良いわよ? ……それじゃあ、案内するわ?」
突然花陽さんは凛さんと真姫さんに、そんなことをお願いした。
凛さんと真姫さんは快く了承すると私と亜里沙に案内をしてくれる為に立ち上がり、扉の方へと歩き出した。私達も立ち上がり全員に一礼をすると、2人のあとをついて行くのだった。
♪♪♪
私達は屋上へ出られる扉の前までやって来た。
凛さんが扉を開けて、先に出るように促してくれた。私達は凛さんと真姫さんに見守られて、屋上へと出ることにしたのだった。
「「…………」」
私達は無言で目の前に広がる光景を見つめていた。まぁ、屋上に来るのは初めてじゃないんだけどね? ライブを見に来ているんだし。
だけど、あの時のようにステージがある訳でもなく――普通に何もない風景が目の前に広がっていた。
だけど――当然、この屋上にも彼女達の思い出が眠っ
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