010話
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脱いでシャネルへと渡した。
「うっしこれで日に当ててればその内乾くだろ」
「そ、そうだな……」
腰掛けつつ火を弄るシャネルはなんとなくタオルを羽織って顔を背けて入るクラピカに目をやって見る。水に濡れた髪は酷く艶やかな物に見えた、元々細い身体のクラピカが雨に濡れてタオルで身体を覆っている所は官能的に思えた。
「こうして見るとやっぱクラピカって綺麗だな、マジで女みたいだ」
「や、やめてくれ私は歴とした男なんだ」
「いやだとしても妙に色っぽくてな、生まれてくる性別間違えたんじゃねえか?」
「……まあ言われた事もあるが(間違えている、か。確かかもしれないな……)」
ハッとするクラピカ、何を考えているのだと頭を振るった。自分でもどうしていきなりそんな事を思ったのか理解出来なかった、そう思ったのは間違いは無い。シャネルに対する思い、がそうなっている。
「(何を思っているんだ!?ち、違うこれは、そうだ師である彼に対する尊敬と親愛の思いだそうに決まっている!!)」
そう無理矢理結論付けるように考えと感情を押さえ込むと沈黙したまま火に当たる。だが心は騒ぎ続けていた。まるでそれは違うと叫ぶように……
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