謎の博士、ティヴィル
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ィヴィルって言ったよな。あんたはなんでその3匹を手に入れたいんだ?」
「よぉーろしい。君の正義感に免じて答えてあげましょう。それは――私の、研究のためです。科学の発展に犠牲はツキモノでーす。そぉーれに、その少年はあのにっくきレイヴン博士からポケモンを奪ったのでしょう?だったら奪われたってもぉーんくは言えませんよねえ?」
「……確かにポケモンを奪ったそいつは悪い奴だ。でもお前たちは俺たちからもポケモンを奪おうとしたじゃないか!普通に俺たちがポケモンを貰っていたとしたら、そのまま奪おうとしたんじゃないのか!!」
「ンーフフフフ。君のような勘のいいガキは嫌いですよぉー?
そのとぉーりですが……だからなんだというんです?その程度の言葉で私たちが止まるとでもぉー?」
確かに、ここでサファイアが言葉をぶつけてもこいつらの行動は何一つ変わらないだろう。だったら……
「だったら、俺とポケモンバトルだ!俺が勝ったら……人からポケモンを奪うのはやめてもらう!」
「ハーッハッハッハ!面白い!別に負けたからと言って私たちが約束を守る保証などないと思いますが……いいでしょう!私の研究成果の実験台となってもらいしょうか!」
ティヴィル博士は哄笑し。自分のモンスターボールを掴む。サファイアも相棒のカゲボウズに目くばせした。
「おぉーいきなさい、レアコイル!」
「行けっ、カゲボウズ!!」
二人は違う思惑でバトルを始める。そんな光景をポケモンセンターで見ていたルビーもまた、違う思考で動いた。
「……どうして、普通に警察を呼ぶって発想が出てこないのかな。まあ、ボクと違って根っからのポケモンバトル脳ってことなんだろうけど」
「まずは小手調べといきましょう、電撃波!!」
「カゲボウズ、影分身!」
レアコイルが電気をためて放つ間に、カゲボウズはありったけの分身を作る。何せレアコイルはコイルの進化形態。その特攻は脅威だからだ。
だがまたしてもポケモンバトルの実践という意味では相手の方が上を行っていた。レアコイルの電撃波は確実にカゲボウズを追尾し、命中する。カゲボウズはなんとか影分身を維持したが、ふらふらになってしまっていた。
「まさか……必中技!?」
「そぉーのとおり!どうやら小手調べで終わってしまいそぉーですねえ!」
「くっ……」
確かにティヴィルの言う通りだ。今の一撃でカゲボウズの体力は半分以上は持っていかれてしまっただろう。それは認めざるを得ない。
(もう一発同じ技が飛んできたら……!)
いきなりの万事休す。対策も思いつかない。相手も考えることは同じだったようで、レアコイルに二度目の電撃波を命じた。
「どぉーやら私に挑むにはあまりにも早すぎたよぉーですねえ
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