ハイスクールD×D×D 予告打ち切り
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「兵藤一誠、お前は確かに強い。赤龍帝としても、仮面ライダーとしてもだ。だが、それぞれの強さが噛み合っていない。それではオレには届かん!!」
鎧を砕かれながらも致命傷だけは避けた。だけど、サイラオーグさんの言葉が胸に刺さる。仮面ライダーになってから、それは分かっていた。だから、それを出来る限り磨り合わせてきた。その限界がこの結果か。超えられないと、頭では分かっているはずなのに、何故か立ち上がってしまう。鎧も再生させて、再び正面から殴り掛かる。何度殴られ、蹴られ、倒れても立ち上がる。何故、オレは立ち上がる。そんな時、声が聞こえてきた。
『頑張れーー!!』
『立って、赤龍帝!!』
『負けないで、仮面ライダー!!』
ああ、そうか。今、分かった。子供の頃からクリムさんに憧れたように、オレは憧れられる存在になっていたんだ。だから、子供達に格好悪いところは見せられないよな。
「なあ、ドライグ。神器ってのは、思いによって変わるんだよな」
「そういうこともあるな」
「だったらさ、変わってくれないか。勝手に変えたら悪いからな」
「好きにしろ。退屈しのぎにはなるだろう」
「ああ、絶対に楽しいだろうさ」
立ち上がり、鎧を解除してマッハドライバー炎を装着する。そして左手にシグナルマッハを握る。
「考えるのはやめた。オレは、まっすぐにしか走れない。器用に二つの道を走るなんて真似もできない。だから、道を一つに!!」
赤龍帝だ、仮面ライダーだなんて別々に考えるのは無理だ。どっちもがオレで、オレはただ走るだけだ!!
「オレの思いに答えろ!!」
すべての力をシグナルマッハに強引に注ぎ込む。できるかどうかじゃない、やるだけだ!!そして赤龍帝の籠手が分解され、シグナルマッハに注ぎ込まれる。新たな赤い姿になったシグナルバイクをドライバーに装填する。
『シグナルバイク、ライダー、マッハブースト!!』
「Let’s、変身!!」
いつもどおりの変身ポーズを取り、新たな姿のマッハに変身する。
「追跡、撲滅、いずれも〜、マッハーー!!仮面ライダー、マッハ!!」
新たなマッハの誕生に会場中が盛り上がる。
「どうよ、楽しいだろう、ドライグ?」
「クククッ、まさか禁手化の亜種ではなく基本すらも捻じ曲げるか。本当に面白いな」
お互いに笑いながらゼンリンシューターのホイールを回す。
『ゼンリン』
そしていつもどおりにブーストイグナイターをエンジンを吹かす様に叩く。エンジン音と共にboostの音声が入る。そいつは予想済みだ。
「行くぜ、サイラオーグさん!!こいつがオレの全力だ!!」
『ズーット、マッハブースト!!』
「こいつ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ