Track 1 両手を広げて
活動日誌3 のーぶらんど・がーるず! 2
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なんだ――
私達は無名の少女達なんだ。
わかっていたはずだけど、改めてお姉ちゃん達と私達の差を感じた瞬間だったのだ。
だけど、良いんだ!
お姉ちゃん達だって通ってきた道なんだから!
今、私達の目の前には高い壁があるんだろう――スクールアイドル μ's と私達の間には、知名度や実力と言う壁が。
だけど、壊せるんだ!
だけど、倒せるんだ!
そう、お姉ちゃんが私達とクラスメートの間の壁を壊してくれたように――私達だって、お姉ちゃん達との間にある壁を壊していくんだ!
だって、私達の手にはチャンスの前髪があるんだから!
そう、この入部届がチャンスの前髪。
いつか奇跡の虹を渡るんだから!!
私は歩きながら、お姉ちゃん達のアノ曲を心の中で再生する。
いつか私達も自分達の手で、天高く突き上げられるように――そんな決意を胸に部室を目指して歩いているのだった。
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