暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ! コネクション!!
Track 1 両手を広げて
活動日誌2 あいしてる・ばんざーい! 2
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
さんも加わり』って書いた途端(とたん)にね? いや、8人になったって書こうと思っていたんだよ?
 そうしたら突然、突風が吹いてきたの!
 まぁ、窓開けっ放しだから風は入るんだけど。
 すごく暖かな風に気持ちよくて目を(つむ)っていたんだけど――風がやんだから目を開けて日誌の続きを書こうとしたら?
 こんなのになってた!?
 なに、それ? 意味わかんない!
 一先ず、深く考えると怖いから修正しよう思って修正テープを取り出したんだけど? その途端、急に胸の辺りに悪寒(おかん)が!
 な、なんなの? 本当に怖いんですけどぉ?
 いや、ほら、誰もいない部室で書いているから余計(よけい)に、ね。 
 その時! 突然、生ぬるい風が私の首筋と胸の辺りに触れる。
 だ、だ――誰か助けてーーーーーーーーーーー!
 と、叫んだところで誰もいないんだけど、ね?
 それこそ――ちょっと待っててー! なんて返ってきたら余計に怖いし。

 ま、まぁ? 深く考えずに――最後の部分は見なかったことにして、続きを書いてサッサと終わらしちゃお!

♪♪♪♪♪
 
 絵里さんの加入に関する経緯(けいい)などはお姉ちゃんと――亜里沙が絵里さんから聞いた話しか知らないから、これは私の推測(すいそく)()ぎないんだけど?
 たぶん、絵里さんが見ていたお姉ちゃん達と亜里沙の見ていたお姉ちゃん達。きっと見方が違っていたんだと思う。

 絵里さんはバレエがすごく上手――つまりは、踊りのレベルが高いってこと。
 だからバレエをしていた絵里さんが見てきた周りの人達も、とてもレベルの高い人達だったんだろう。
 そして絵里さん自身――自分がそのレベルに達した時点で周りを見ることが出来たんじゃないか? 余裕が出来たんじゃないかって思う。
 絵里さんって、真面目(まじめ)で格好いい――すごく真っ直ぐな人って感じているから。

 だから、そのレベルに達するまでは周りじゃなく――自分を高めることしか頭になかったんだと思う。
 たぶん、絵里さんって誰よりも自分に厳しい人なんじゃないかな? まぁ、そう言う人だから生徒会長として人望(じんぼう)があったんだとも思うし。
 現生徒会長が生徒会長らしくなったのも絵里さんのおかげかな? なんてね。
 
 だけど元々の才能があったにせよ、初めから上手な人なんていない。
 でも、周りを見ずに1人で頑張ってしまうと自分の成長過程と言うか――目的だったり望むものが見えなくなるんだと思う。
 ほら? 自分って1番見えないものだから――周りを見て初めて自分のことが見えるものなんだと思う。

 更に、絵里さんは常にバレエと言う枠の中(・・・)にいた。だから自分を含めてレベルの高い人達の表面に(とら)
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ