356部分:第四十八話 幻影の罠その八
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は仕掛けるな」
「仕掛けるなっていっても」
「どうすれば」
「オルフェ」
カミュは今度はオルフェに声をかけた。
「いいか」
「はい。では私は」
「そうだ。竪琴を使うのだ」
こう彼に命じるのであった。
「いいな」
「わかりました。それでは」
「竪琴!?」
「何故竪琴なんですか今」
「すぐにわかる」
青銅の者達にもすぐに返した。
「すぐにな」
「すぐにですか」
「じゃあここは」
カミュにこう言われてはだった。彼等もこう返すだけだった。
「カミュ様、お任せします」
「オルフェ、頼むな」
「わかっている。それではだ」
オルフェはその手に持っている竪琴を奏ではじめだした。その清らかな音が雪原の中に聴こえだした。
第四十八話 完
2009・8・25
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