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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−限界バトル−
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のフィールドにバアル・ゼブブの効果を発動する相手はもういない。

 さらに《No.1 インフェクション・バアル・ゼブル》と《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》を蘇生した速攻魔法《エクシーズ・ダブル・バック》は、その効力はエンドフェイズという誓約があるため、次の万丈目のターンには墓地に送られてしまう。

 
「エクストラデッキに眠るこのカードは、エクシーズ素材を二つ以上持つランク8闇属性エクシーズを素材に、エクシーズ召喚出来る。現れろ、《No.84 ペイン・ゲイナー》!」

 そして万丈目の問いかけに対しての答えのように、特異なエクシーズ召喚条件を持つナンバーズ《No.84 ペイン・ゲイナー》をエクシーズ召喚してみせた。バアル・ゼブブすらも前座だったということか――と身構える万丈目の目の前で、《No.84 ペイン・ゲイナー》すらも光球となっといく。

「そしてこのナンバーズもまた、闇属性のランク10モンスターを素材に、エクシーズ召喚出来る」

 奇しくも、万丈目の考えていたことは当たっていた。先のターンで万丈目を苦しめた《No.1 インフェクション・バアル・ゼブル》どころか、今まさに現れた《No.84 ペイン・ゲイナー》すらもだ。

「化天を司る糸よ。儚き無幻となりて、我が滅び行く魂を導け。エクシーズ召喚! 現れろ! 《No.77 ザ・セブン・シンズ》!」

 四体のモンスターを素材にエクシーズ召喚される、七つの大罪をモチーフとしたミスターTの切り札。不幸中の幸いとして、ミスターTのバトルフェイズは終了しているため、その真髄を発揮するのは次なるターンからだ。

「オレのターン、ドロー!」

 そしてミスターTのフィールドには攻撃力4000を誇る《No.77 ザ・セブン・シンズ》のみで、残るライフポイントは100。だが万丈目の直感は告げていた――あの《No.77 ザ・セブン・シンズ》を破壊しなくては、このデュエルに勝利はないと。

「魔法カード《おジャマンダラ》! 1000ポイントのライフを払い、墓地からおジャマ三兄弟を特殊召喚する!」

万丈目LP2600→1600

 そして万丈目がラストターンだと決心すると、最後に特殊召喚されるはやはりこのモンスターたち。専用蘇生カードを使うことによって、再び万丈目のフィールドに現れた。

「さらにリバースカード、オープン! 《おジャマ・デルタ・ハリケーン》! 相手のカードを全て破壊する! いけ、お前ら!」

 もはやおジャマ三兄弟も泣き言を言うこともなく。最後まで残していた、必殺のリバースカードが開かれた。

「おジャマ・デルタ――」

『――ハリケーン!』

 全てを破壊するおジャマ三兄弟による決死の一撃が、再びミスターTのフィールドを襲
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