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嫌われの忌み子あれば拾われる鬼子あり
第1章 第4話 忌み子は忌み子
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「1…2…3…」

ああ…死んでいく、死んでいく…

「4…5…6…」

流れてくる…

「7…8…9…」

父さん…母さん…

「10…11…」

兄さん…

「12…」

僕も…死のう…

「……11」

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現在は夕食時、食堂には屋敷にいる面々全員が揃っている。貴族の食事中のマナーを知らないルイスだが、その点は食事前にミリアに教わったため全てではないが恥ずかしくない程度には出来るようにはなっていた。

所々で話す事はあったが、基本は静かな食事の中上座に座っているカルロスがルイスへと質問する。

「ルイス」

「はい、なんですか?」

「つい先程、この屋敷に来ていた兵士達と何があったか聞かせてくれないかい?」

「……」

カルロスの表情は最初にルイスと出会った時の柔らかい表情でも屋敷に着いた時の軽い表情とも違う、真剣味の帯びた堅い表情へと変わっていた。言葉自体は今まで通りだが心做しかその言葉にも強みを感じる。

「あの時は…」

「エグル、私はルイスに聞いているんだよ?」

ルイス達がが行く前に対応していたエグルが説明しようとしたところそれをカルロスは遮った。

「失礼致しました。」

「…村から鬼がいるという報せが届いたようで、僕を連れていくために兵士5名、隊長格1名が屋敷に来ました」

「へぇ、それで?」

カルロスは顎に手を置きながらその話を聞く。その場に居なかった他の使用人達もそれに聞き入る。マリーを含めたあの場にいた4人は他の使用人達に何も言っていなかったようだ。

「最初はエグルさんだけで対応していてそれを僕とクリスとマリーで2階でその様子を見ていたのですが、隊長格の人物が現れた所でクリスがそこへわって入っていきました。」

カルロスがクリスの方をチラリと目だけで見る、クリスはその視線と目が合ったがすぐに逸らす。

「そして、クリスと隊長格の人物が口論に発展しクリスが魔法を放とうとした時に僕が出ていきました」

「それはどうしてだい?」

「騒ぎを起こす事は得策ではないと感じたから……いいえ、正確にはクリスが騒ぎを起こす事ではないと感じたからです」

「つまり?」

「…囮です。僕が連れていかれればそれで良いと思い、大人しく従おうとしましたが…僕は裏切られ殺されました」

「殺された!?」

その発言に1番反応を示したのはミリアだった。それもその筈だろう、彼女は見ていなければ、聞かされてもいないからだ。それはもちろんリクやメルも大層驚いていた。

「殺された…か。では今私の目の前にいる君は何だい?」

ただ、カルロスのみが大きな反応を見せな
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