『out of the blue』
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ぬるま湯にいつまで浸かるのだろう。
熱く成ることも無く、冷めることも無く、それが怖い。
貴女はもう居ないというのに、貴女の居た頃から抜け出せれ無いまま。
誤魔化して誤魔化して日々を創り上げてく。
始まりなんて滅多に覚えてもいない。
でも何故か貴女との始まりは鮮明に甦るの。
時間をかけてやっと築き上げる信頼関係も、貴女は跳ね除けてきた。
こんなにもあっけなく、こんなにも苦しいサヨナラなんて、絶対に信じない。
帰る処が無くなった私は貴女無しじゃ生きてけないって解ってるでしょ。
強くなれなんて言わないでよねぇ。
貴女が居てくれなきゃ...。
違う...。
貴女も私が必要だった筈だよね。
もう要らなくなったんだね...。
それにしてもこんな最期は酷いと想わない?
私が貴女の処に逝った時は二度と離さないから。
其処には暗闇は無いんでしょ?
蒼き光に包まれて笑顔で居るんでしょ?
突然過ぎた貴女の死を未だに受け止められずにいる。
予測できたことと認めたくないから...。
突然の変化。
絶対に起きて欲しくなかった変化。
私はいつかきっと貴女の処に逝きます。
待ってて下さい。
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