116章 マンガの『クラッシュ・ビート』が連載開始される
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ントならば、
楽しませないことには価値はないと思いますよ。
おれらの音楽も、エンターテイメントや娯楽の要素があるんだし、あっははは」
そう言って笑うのは、ベーシストの高田翔太だ。
「そうそう、芸術性の高さがどうだこうだとか言って、知識や論理を自慢げに語るようなのは、
本当につまらないよな、楽しくないし、元気も出ないよ。なあ、翔ちゃん、あっははは」
と言って、笑うと、ギターリストの岡林明は、チョコバナナミルクティーをおいしそうに飲む。
「わたし、お笑いの明石家さんまさんが好きなほうんです。さんまさんが、
『おれらは、楽しんでいるとこ見せて、なんぼ。まじめに努力しているとこ見せて、どないするねん!?
結局、自分が楽しんでいれば、相手も楽しい気分になる!』ってこと言ってますけど!」
「それは、大正解よね、由紀ちゃん!さすがは、サンちゃんだわ!
わたしも、マンガは楽しんで描いてるもん!」
青木心菜は、親友の水沢由紀と目を合わせて微笑む。
「ところで、第1話の『クラッシュ・ビート』は、大変おもしろく、読ませていただきました!心菜ちゃん。
おれたちをモデルにした、あのロックバンドのこれから先の、未来は、どうなっていくんですかね!」
そう言って、ギターとヴォカールの、川口信也は、心菜に微笑んだ。
「これって、絶対に、ここだけの秘密ですけれど。
友情とロックの情熱で結束も固いクラッシュ・ビートは、
いろいろと笑いや涙ありの苦労や、成功や失敗とかを乗り越えながら、
世界的なロックグループに成長していくんです。
たとえば、あのビートルズのように、ビッグになっていって、
世の中の平和やみんなの楽しい人生にも貢献していくっていう、
ストーリーの展開なんです!いまのところ。うっふふ」
そう言って、心菜は、みんなを見ながら、少女のように目を輝かせて微笑んだ。
「なんだか、それじゃ、現実のおれたち、クラッシュ・ビートと、違って、偉大だよな。
おれたちも、マンガに負けてられないって気になるよな!あっははは。
よし、おれたちも、夢を大きく持って、ビッグなロックバンドを目指して行こうか!あっははは」
信也は、そう言って、森川純や高田翔太や岡林明と目を合わせた。
みんなは、声を出して明るく笑った。
「あくまで、マンガは、フィクションですから、虚構ですから。
マンガの原型やモデルは、クラッシュ・ビートのみなさんたちですけどね。うっふふ。
毎回、マンガの最後には、『このマンガは、すべてフィクションであり、
実在の人物・団体等とは一切関係ありません。』って明記しますから。
読者にも誤解を持たれないように、誰にも迷惑
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