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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第六十話 巻き返しは可能でしょうか?生き残りは可能でしょうか?
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求など、幼稚園の園児でもしませんぞ。」
この真っ向からの挑戦の言葉に、ブラウンシュヴァイクもリッテンハイムも顔を赤くしたが、それ以上の挑発はしなかった。何の成果もなしにおめおめと帰れば、あざけりを受けるのは他ならぬ自分たちなのだ。大貴族の長という立場も声望も地に落ち、国政にすら参画できなくなるだろう。それだけは絶対に阻止したかった。
結局のところ、帝国同盟の双方の面目は期限付き和平として1年間の停戦を行うところで合意することでようやく保たれたのだった。これが帝国歴486年7月30日のことである。1年後に再度双方が会談を行い、そこで和平を継続するか、それとも戦争に発展するか否かを決めようということになった。いわゆるエル・ファシル条約がそれである。帝国としても空手で帰るわけにはいかず、いわば次回の交渉のための糸を同盟との間に張り渡したことをもって一応の成果としたわけで、それは同盟とて同じ事であった。決定的な双方の成果は上がらなかったものの、この一年間は場合によっては数年、数十年に延びる可能性もあれば、一年間で終わることもあった。これからの双方の努力、姿勢次第という事である。
だが――。
ブラウンシュヴァイク公爵とリッテンハイム侯爵の仲ははた目にもずっと冷え切っていたのがわかった。ルビンスキーも自由惑星同盟側も表向きは双方をとりなそうという姿勢を見せたものの、失敗に終わっている。
帝国に戻れば宮廷闘争が起こるだろうということは誰の目にも明らかだった。
一応和平は結ばれたことを見届けたフィオーナ、ティアナはイルーナに相談の上、ラインハルトに面会を求めたのだった。
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