第十四話 見せてやるイタリア魂
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第十四話 見せてやるイタリア魂
今度は上司の命令でロシアと戦うことになったドイツ。戦いに行く前にイタリアに声をかけておくのを忘れません。
「じゃあ俺はロシアに行くからな」
「えっ、ロシアに!?」
「そうだ」
驚くイタリアに対して告げます。
「後はちゃんとやるんだぞ」
(本当に大丈夫なのか、こいつ)
心の中ではこう思っていますがそれでも行きました。案の定イタリアはドイツに対してこういいます。
「そんなあ!俺一人は嫌だよお」
「仕方ないだろ。日本は遠いしハンガリーもフィンランドもロシアに行くんだからな」
こう言い残してロシアに向かうドイツ。イタリアは一人になってしまいました。
「ドイツーーーー一人は怖いよ置いていかないでえ」
一人になってメソメソ泣き出します。
「イギリス怖いよーーフランス兄ちゃん怖いよーー俺一人じゃやられちゃうよーーー」
ところがあんまり泣いているのでベニトおじさんに怒られて。それであらためて決意『させられる』のでした。
「いや、俺だってドイツに頼りっぱなしじゃないぞ!」
何だかんだでキッと誓うのでした。
「イタリア魂見せてやる!」
そうして砂漠のイタリアでイギリスの部下達に対してすることは。
「何だありゃ・・・・・・」
気合を入れて白旗を振るのでした。やっぱりイタリアはイタリアなのでした。
第十四話 完
2008・1・8
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