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ラブライブ!サンシャイン!!〜千歌キチとAqoursの夢の軌道〜
第3話:ダイスキ→カガヤキ
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なんて…いつか消しちゃえってね…………げんきだよ…………んきをだして……くよ…………」
わかってる……僕が今行ってはいけないってことくらい……でも、僕が大好きな、愛おしいいつも周囲に笑顔を振りまくような女の子が今にも泣きそうになっているのに、動かないなんて………できるかよそんなこと…………!!
「………………うぅっ………………………」
「千歌────!」
僕が、ステージ上に飛び出そうとした瞬間だった。唐突に、白い光が全てを遮ったのだ。
「え………?」
「は?え?」
何が起きたんだ!?一体───思わず、ステージにそのまま出てしまった。
誰もが戸惑いを隠せなかったところに、聞き覚えのある声が差し込んだ。
「バカチカァ!!あんた、時間間違えたでしょ!!」
………は?時間を間違えたァ?
そう思って、さっき握りつぶしてしまったチラシをもう一回見返す。
「あ……ホントだ。僕たちは13時30分開演だと思ってたけど、こっちの紙だと14時00分になってるわ……」
「え、じゃあ……?」
そう言って見た扉の奥には。
「なッ、めちゃくちゃ人来てるぞ!?」
「ほ、ホントだ!!一体誰が時間間違えたの!?私は曜ちゃんから時間を聞いたわ」
「私は孝紘くんから聞いたよ?」
「僕は千歌から聞いたぜ。あっ………ってことは」
「………ごめんなさい」
千歌以外の3人は思わず膝に手をついた。そして見事に全員同時に、「はぁー………」と大きなため息をつく。
なんだこの茶番は……いや、それじゃ済まされないけど!なんだったの!?どれだけ落ち込んだと思ってるんだ……怒りを通り越して、呆れてものが言えない状態である。
「……まあ、ちゃんとチラシに書いてある時間と自分たちが言っていた時間が違うことに気づかなかった僕らも悪いってことで、お互い様だな……仕切り直して、頑張ってこうぜ」
「うん!!」
「ええ!!」
「ヨーソロー!!」
「んじゃ、人がすごく多いみたいだし、僕は会場の案内に回るわ。始まるまでには戻ってくるから、ちゃんとやれよ」
相変わらずバラバラな返事を聞いて一言言った後、ステージから飛び降りて、すぐに外へと向かう。
上靴のままだったが、そんなのはお構いなしに雨降りしきる世界へと飛び出した。傘はそこらへんにかかってるの取りました。すまん、後でちゃんと返す!!
そして──飛び出した先には、僕のよく知る人物が1人、傘を差して壁へ寄りかかっていた。
「──中で見ていけよ、果南。聴くだけじゃわかんねぇこともあるだろ?」
「何よ、
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