Next Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み!
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神達への変わらぬ感謝と、彼女達の意志を受け継いだ生徒達を全力で守る決意。そして巣立っていった卒業生達、今目の前に座る生徒達へ――
いつまでも国立音ノ木坂学院を愛し、大好きだと言ってもらえるような学院であり続ける。
改めて、より良い学院生活を送れるように導いていく――そう邁進する決意をしながら祝辞を述べるのであった。
♪♪♪
入学式より数時間後――。
放課後となり、各部の新入生勧誘レセプションは初日を迎えようとしていた。
そんな中、アイドル研究部の部室でも――
沢山の新入生が見守る中、雪穂と亜里沙による説明会が始まろうとしていたのだった。
部室を埋め尽くすほどの新入生たちが羨望の眼差しを向ける先。
向かい合って立っている雪穂と亜里沙。そう、2人だけが説明会に臨んでいた。
とは言え、部員が2人だけだから2人で臨んでいる訳ではない。
残りの部員――2年生は隣の教室にて待機をしていた。
説明会後の歓迎レセプション。隣の教室へ移動しての歓談を行う為に。
これも雪穂達――アイドル研究部員が先輩達から受け継がれてきた『歓迎の意』なのだろう。
事前に部員達が買い集めてクーラーボックスで冷やしてある紙パックのジュースと、お菓子を並べ――
先輩達や自分達のライブの衣装を展示して、活動日誌の一部をコピーして閲覧できるようにしてある。
そして、姉達や自分達のライブの動画を流したりもしている。
そんな新入生達の緊張をほぐしながら、自然と部員達との色々な会話をする場として設けられたのだった。
説明とはあくまでも一方通行なもの。
ただ憧れているだけでは――聞いて理解していても本当の意味で理解したとは言えない。
もちろん質疑応答は設けてある。しかし、これもまた会話のように理解できるまで聞けるものではない。
それならばと、会話と言う言葉のキャッチボールを経て理解を深めていってほしい。
『自分はスクールアイドルが好き』と言う想いを胸に刻んでほしい。
そう言う気持ちで入部して頑張っていってほしい。
数年前に開催されたスクールアイドル達の合同ライブ。結成前とは言え参加させてもらった雪穂と亜里沙。
彼女達の開いた歓迎レセプションは、合同ライブから学んだことなのだろう。
♪♪♪
雪穂と亜里沙の実際に経験した合同ライブを踏まえて、実施になった歓迎レセプション。
楽しんでもらおう。少しでも興味を持ってもらおう。入部したいと思ってもらいたい。きっと後輩達もそんな気持ちでいてくれているのだろう。
裏方をやらせて、ごめんね? ありがとう。
扉の向こうで一生懸命セッティングをしたり、飾りつけやチェックをしている後輩達を想像して、雪穂は心の中で謝罪と感謝をしていた。
そんな
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