番外編ExtraEditionパート4
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エラ呼吸が出来る切れ目とトゲが生えた楕円形の球体になり、体長をもオレ達が見上げるレベルになった。その名前も【Nerakk】から変わっていた。その名はーーー
「《クラーケン》!!!」
北欧神話の海の魔物と呼ばれる大ダコーーー《Kraken》だった。この卵を渡さなかった場合で戦う事になるボスモンスターのHPバーは合計ーーー7段。運営もとんでもねぇバケモノを実装してくれたぜ。
【礼を言うぞ妖精達よ!!我を拒む結界が張られた神殿からよくぞ神子の卵を持ち出してくれたのぉ・・・!!さあ、それを我に捧げよ!!!】
「お断りよ!!この卵は私達でもう一度神殿に戻します!!!」
「よくも騙してくれたなタコジジイ・・・その足捌いてやんよ!!!」
魔法によるパワーアップを遂げたオレ達は武器を構え、《クラーケン》に敵意を向ける。まだクエストも完了してないんだ、こいつを倒して地上に帰る!!!
【愚かな羽虫どもよ、ならば深海の藻屑となるがよい・・・!!!】
先手を打ったのは《クラーケン》。長くて太い2本の足をこっちに振り下ろしエギルとクライン、ミストとライトがそれを受け止める。後ろでシリカとリーファとミラが防御力上昇の魔法でダメージを軽減してくれてる。
「ハアァァァァァァ!!!」
「焼けろォォォォォォォォォォォォ!!!」
オレとキリトが剣に炎を纏い、ソードスキルでタコ足を斬りつける。
これが新生アインクラッドに並ぶ新生ALOの大要素、魔法属性が付与されたソードスキルだ。5月の大型アップデートで新生アインクラッドの実装に伴い、SAOに存在したソードスキルも共に実装された。それに上位剣技には魔法属性が付与されるというALOの要素もしっかりと活かされている。
オレが得意なのは雷属性のソードスキルだが、ここは水中のためにみんなが感電してしまうから使えない。でも炎属性もそれなりに効くはずーーーだと思ったけど、そうはいかなかった。
「再生!?」
そう、オレとキリトが斬った部位の傷が再生したんだ。タコの足は本体が生きてればまた生えるけど、いくら何でも再生が速すぎだろーーー
「キリト!!」
「ライリュウ!!」
《クラーケン》の足がオレとキリトに振り降ろされた瞬間にリズさんとキャンディが助けに来てくれたが、それでも大ダメージは免れなかった。オレ達はそのまま後衛のリーファ達の所に吹き飛ばされてしまった。
「パパ、おいちゃん、あのタコさんステータスが高すぎます!!新生アインクラッドのフロアボスを遥かに上回る数値です!!」
ユイちゃんの言う通りだと思う。オレ達のHPはもうレッドゾーンなのに、肝心の《クラーケン》のHPは全く減ってない。
そして《クラーケン》は足を上げグロテ
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