暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D暁の滅龍魔導師が守りたいもの
1章旧校舎のディアボロス
4話はぐれ悪魔祓い
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だったけど、マズイわね。魔法陣を移動できるのは悪魔だけ、それにこの魔法陣は私の眷属しかジャンプできない。このままだとそこのシスターはともかく、アレンが危ないわ」

どうしたものかと顎に手を当てて悩む部長。俺だって、アーシアとアレンをここに置いていくことなんてできない。そう悩んでいる俺たちとは対照的にアレンは不敵な笑みを浮かべてこういう

「なに。俺なら大丈夫さ。安心しろ、このシスターも俺が逃がしてやる。だからお前らは撤退しろ。」

「・・・本当に信じていいのね?」

「リアス!なにを言ってるの!?いくらアレンくんが強くても、人間が堕天使の身体能力に勝てるはずが・・・」

俺もそれには同感だ。あの神父は人間だったから勝てたけど、基本的に人間よりもはるかに身体能力が高い悪魔や堕天使が相手ならこいつにだって勝ち目がないはずだ。

だけど、当の本人は不敵な笑みを浮かべ続けながら背を向ける

「いいから、行けよ。この俺がたかが下級の堕天使に遅れをとると思うか?大丈夫だ・・・なんたって、俺は」

アレンはそこで口を閉じ顔だけこちらに振り向き、歯を出し笑いながらこう言った




「強いからな」


その次の瞬間、俺たちは魔法陣の光に包まれた。
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