番外編ExtraEditionパート3
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生還者《サバイバー》のアルゴもいたけど、あいつからも情報を得られなかった。まあ場所が場所だし、ビックリするほど収穫がないのも無理ないかな。
「みんな、何か情報あったか?」
『収穫ゼロ』
「何もなさすぎてむしろ清々しいな。エギルは?」
「それがな、なんせこんなワールドマップの端っこにあるクエストだから、知ってる奴自体少なくてな。ただ、クエストの最後にどえらいサイズの水生型モンスターが出て来るって話はマジらしい」
それは結構期待できる情報だなーーー希望が見えてきた。
「みなさーん!!そろそろ出発の時間ですよー!!」
「はーい!今行きまーす!!」
クラインの招集の声にアスナさんが大きな声で返事をする。それと同時にオレ達もエギルのせいで見れなかった水着の美女妖精達の方向に目を向ける。オレとて水着の美女に興味がない訳じゃない。これは決してオレがスケベな訳じゃない。言ってしまえばこれは男の性、絶対に避ける事の出来ない運命なんだ。
オレはこの華やかに煌めく光景を忘れないと思う。
白い布地に緑の肩紐、そして腰が紐になってるビキニを着た金髪ポニーテールのシルフの少女ーーーリーファ。
白いフリルがたくさんあしらわれている胸の露出を少なくしたスカートタイプのビキニを着たツインテールのケットシーの少女ーーーシリカ。
白い布地にグレーの横縞模様が入っている、下がショートパンツのような水着を着たピンク髪のレプラコーンの姐御的存在ーーーリズベット。
白い布地に赤いラインという《血盟騎士団》時代の制服を思い出させる、腰にパレオを巻いたビキニを着た水色ロングヘアーの女性ーーーアスナ。
縦に長い黒い布地にピンク色の横縞模様が入っている胸の谷間を全て露出しているビキニを着た銀髪ツインテールのプーカの妹ーーーミラ。
そして紫系統の色のフリルが数枚あしらってある腹部から下が大きく露出してあるビキニを着た赤髪のサラマンダーの少女ーーーキャンディ。
青い海を背景にオレ達の下へと歩み寄り、左手の指でシステムウィンドウを操作してーーー
「戦闘準備完了や!!」
男達の短くて儚い夢の世界は早々に崩壊してしまった。
「あ、あの、みなさん?クエスト中はずっとその大装備で?」
「あたりまえでしょ、戦闘するんだから」
「クラインのおっちゃんも早く着替えとけやー」
こうなる事は謂わば必然的だっただろう。これから海中ダンジョンで戦闘になるんだから、着替えるのは分かってただろうに。オレ達はまるで絶望のドン底に叩き落されたようにorz状態になったクラインを見て、自然とこう思っていたーーーこうなる事を覚悟しといて良かった。
「えー、僭越ながら、今日は俺とライリュウがそれぞれパーティリーダーを務めさせて頂
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