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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic13そんな何気ない日常〜Eilie & Children〜
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かった〜」

ヴィヴィオが身を屈めながらテーブルの下を覗き込んだ直後、フォルセティを発見したね。というわけでロビーに集まって、「ジャンケン、ポン!」二回戦のオニをジャンケンで決める。んで、「アイリがオニ〜!」ということに。

「60秒数えてね、アイリおねえちゃん」

「あと異性が入れないような・・・トイレ、更衣室に隠れるのもダメですので、そこを注意して捜してください」

「お風呂は?」

「この時間帯は誰も使ってないようですから、オーケーです。あとキッチンは危ないのでダメですから」

フォルセティとトリシュから聞かされたルールに「は〜い」応じて、外へと体を向けて目を瞑り、「い〜ち、にぃ〜」数え始める。フォルセティとヴィヴィオが「かくれろ〜♪」可愛い足音を立てて去ってった。トリシュは普通に、でもザフィーラは・・・

(完全に気配を消してる・・・!?)

足音1つ立てないで去ってった。本気過ぎる。とにかく60秒数え終えて、「アイリ、いっきま〜す!」ザフィーラとトリシュをターゲットに絞って捜す。トイレと更衣室はアウトだって言うし。じゃあお風呂から捜してこうか。まずは女子風呂。この時間は誰も使えないから、脱衣所でバッタリハプニングは起きない。

「お邪魔しまーす」

脱衣所に入って棚の周りもしっかり見て、誰も隠れてないことを確認。次は浴場に入るんだけど、「おっと」浴場をデッキブラシで掃除中の、アイナさんとは別の寮母さんが居た。その後ろ姿に「あ、ごめんなさい」一言謝って、脱衣所へと戻った。

「・・・って、んん〜?」

なんか違和感を感じたから、そろ〜っと浴場と脱衣所を隔てるスライドドアを開ける。寮母さんはデッキブラシでゴシゴシと床を磨いてる。でもずっと待っても一向にこっちに顔を向けようとしないんだよね。だから・・・

「寮母さ〜ん」

声を掛けてみる。すると寮母さんは小さく頷くだけで、仕事を中断しないし、こっちに振り返ろうともしない。髪の毛は三角巾で隠れてるから判らないけど、やっぱりどう考えても「トリシュ、見ぃ〜つけたっ♪」だろうね。

「見つかってしまいました〜」

トリシュが三角巾を取りながら振り向いて、「結構自信あったんですけど・・・」早々に見つかったことにガックリ肩を落とした。というかね、「本気過ぎない?」用具ロッカーにデッキブラシをしまって、脱いだエプロンや三角巾を綺麗に畳んで棚の上に置くトリシュにそう言う。

「相手がアイリですし。手加減は無用かと」

「そっか。で、無断で借りたの?」

「いいえ! 寮母さんのお1人にちゃんにお願いしてお借りしました!」

「そんなムキにならなくても・・・」

かくれんぼの為だけにそこまでやるトリシュの真面目さにちょこっと感動、んで少し呆
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