ハイスクールD×D×D 3
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「力のない個人から言えば夢想の類ですが、実現すれば多くの者に希望を与えることができる。それを夢と言わないで何を夢というんですか」
「そうですね。いい夢だと思います」
「ええ、ありがとう。イッセー君もそう言って、個人的に手伝えることを手伝ってくれるってね」
「仲がいいんですね」
「もう10年の付き合いですから。あのグローバルフリーズの時からの」
「グローバルフリーズの時ですか?」
「たまたま3人が近くにいて、ロイミュードに殺されそうになった時に、仮面ライダーに助けられて、3人で憧れてその背中を追い続けてきた仲です。たぶん、イッセー君がその憧れに一番近い場所に立っているでしょうね」
「イッセー先輩がですか?」
「イッセー君が悪魔に転生したのは最近だけど、元士郎は去年から悪魔に転生していたわ。でも、朝練でイッセー君が負け越しているわけではないの。むしろ、元士郎がようやく食らいつけるようになったというべきかしら。それぐらいイッセー君は格闘のセンスと努力の量がずば抜けているの」
「努力の量、ですか」
『シグナルコーカン!!カクサーン!!』
「なんだよそれ!!」
「ええ。赤龍帝の籠手無しでも、十分強いですよ。その下地は努力で用意しているのがイッセー君です。才能があるのは格闘のセンスだけでしょう」
「昨日幾つか届いた!!試し撃ちだ!!」
「それが走ることですか?」
「うおっ!?弾が拡散しやがった!?」
「でしょうね」
流れ弾を会長がハンドルが付いた剣で払い、アーシアさんはしゃがんで躱し、私は転がって躱す。
「流れ弾が多すぎですよ」
「すいません、先輩」
「隙あり!!」
「ちょっ、のわぁ!?」
『ヒッサツ!!マッテローヨ!!』
「なんの!!」
『シグナルコーカン!!トマーレ!!』
「な、なんだよこれ、動けねぇ!?」
「ふはは、スペックに劣ってるんだから許せよ」
『ヒッサツ!!フルスロットル!!マッハ!!』
「のわああああああ!?」
吹き飛ばされて転がってきた匙先輩を会長が足で止める。
「また負け越しですか。元士郎、無事ですか」
「システムにちょっと負荷がかかってるんで休ませてください。あと、目が回って」
「仕方ありませんね、少し休憩としましょう」
「了解です」
イッセー先輩がポーズを取る。それからバイザーを上げて強制排気を行ってから変身を解除する。
『オツカーレ』
「またお姉さまの指示ですか」
「慣れたもんですたい」
「そんな死んだ魚のような目で言うなよ」
「知らないだろうけどな、今冥界でこの前のライザーとのレーティングゲームの映像が出回
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