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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#7
呪縛の死線 玲瑞の晶姫VS漆黒の悪魔U 〜Shallow Sleep〜
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?」
 咄嗟に振り返った先、本来そこに在る筈のモノが無くなっているのに気づいた。
 総身を劈く寒気と怖気。
 まさか、まさ、か……
 疑念を否定するよりも速く、ズン! と背にナニカが押しかかるのを感じた。
『ギャーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ
アアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!
また逢ったなぁ〜!! ラヴァーズ!! オレも嬉しいぜええええぇぇぇぇぇ〜ッッ!!』
 絶対在り得ない、二度と聴きたくない声が背中から響いた。
 半壊した顔、溶けたガラスの眼球が零れ、
挿痕だらけの全身から黒い焦煙が立ち上っている。
 部屋に在った人形は 「二体」 しかし “スタンドは一人一体”
 ジョセフから聞かされた法則を完全に無視した光景だった。
『ヤられたぜぇ〜!! 流石にオレも死んだと想ったぜぇ〜!!
本当さぁ〜!! 本当に絶望したんだッッ!! 
だがオレの恨みのエネルギーは消えなかった!!
それだけテメーを強く恨んでいたと言う事!!
死んでも死にきれねぇとはまさにこのコトだあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
「うぅ……! く……ッ!」
 何とか引き剥がそうと身を捩るが、
屍人(ゾンビ)のような姿になってもパワーは変わらないのか
ミシミシと焼け焦げだらけの手が肩に喰い込む。 
「オレもくたばるがテメーら全員道連れだああああああああああああぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!
どいつもこいつも臓物ブチ撒けた肉片喰い千切って(ゴミ)にしてやるぜええええ
ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――――――――――!!!!!!!!!!!!
ウハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!
フェェェェェェハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!』
「うぅ……あぁ……うああぁぁぁぁぁ……!」
 失うモノが無くなった者こそ、真に怖ろしい。
 もう、無理だ。
 もう立っているのもやっとで、戦う余力も気力もない。
(マティルダ……)
 ドス黒い瘴気を発しながら開いていく焦痕塗れの拷問口中を見据えながら、
淑女の脳裡に無数の追憶が時の流れを喪失して甦った。 
(メリ)
 最後に、何よりも鮮やかに映る一つの姿に
ヴィルヘルミナがきつく瞳を閉じた瞬間。
 バンッッ!!
 どこからかけたたましい音が鳴り響き、強烈な突風が頬を打った。
『ギ、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ
ァァァ―――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!』
 不意に重さをなくす、背中と悪鬼の絶叫。
 放心したまま眼を開くと、そこには。
「……」
 全身を煌め
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